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黒春  作者: 無名ライダー
1/1

少年少女の成長

始めに言っておこうか。


この物語は、超能力的なものが出てくるのだが、「SF」ではないんだ。


色んな謎が出てきたりするけど、「推理小説」でもないんだ。


主人公・綾野春影(あやのはるかげ)という少年を筆頭とした

8人の少年少女が一人前の高校生になるまでの「青春物語」なんだ。


今はまだ一人ぼっちな彼だけど、これから馴染んで、成長していく。


そんな彼らを見守っててほしいな。


え、そんな僕は何者かって??


僕の名は……………………




















ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





車は朝早くから山道を駆け上がる。


その車内は「車乗るなら音楽にノって行こう」という雰囲気でもなく暗ーいオーラが満ちている。


因みに車内は俺とウチの叔父さんだけだ。


春影(はるかげ)、お前、わかってるよな」


「…………わかってるよ」


「おい、本当か」


「…………本当だよ」


「適当に答えてりゃいいってもんじゃねぇんだよ!

だからお前にゃ友達ができねぇんだよ」


「…………んなの勝手だろ」


ピリピリした空気がしばらく続いた。


タイミングを狙おうとも狙えないのだろうか。


それともどう叱ろうか考えてるのだろうか。


お互い、無口な方だしな。


そう考えてると叔父さんはため息まじりに話し始めた。


「 ハァ………… お前に友達ができない理由は知ってるぞ。

それも死んだお前の母さんを言い訳にしてな。

だけどもうそんなことは起こらない。

誓える。

俺は一応公務員だしな」


「…………叔父さんが何だろうと、ぼくには関係ないよ。

性格があれだし」


やっぱ会話が途切れる。


気まずいわぁ…………


早く辛気臭いのとっぱらいてぇよ…………


「ハァ……… やっぱダメだな。

大人に言われるよりも同年代の子に言われる方がいい治療薬になるんだろうな。

さぁ、とっとと行ってこい」


そう言われて指を指されたところに、1階建ての木造ボロボロ施設が2つあった。


多分、築100年、いや、150年といったところかなぁ………


だけども、やっぱこれが中学校とは

「あぁ、そうだ、春影。

1つ言い忘れてたよ」


お、おい、俺のこのボロ中学の感想を最後まで言わせろよ………


「…………なんだよ……」


「この学校の生徒はみんな、超能力者だ。

そして、春影、君もね。」


「……………ハァ!?」






【解説】

綾野春影 [14歳] 2001年9月11日生まれ


主人公。中学3年。

今までは日本とアメリカを行き来、そして転校してきたので、なかなか友達ができなかった。

しかし、とある事情があり、叔父さん[因みに、父方の弟]の家に預けられる。

引っ越してきて1週間足らずで国立真守(まもる)中学校に転校し、

安定した青春生活を送る…………と思ってたが、そううまくはいかない。

まだまだ謎が多い。

というか、謎を多くしないと、、、、

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