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一章:暁風 その九
ちょっとちょっと!
何気にポイントとブックマークが増えてるじゃないですか!
いや~、うれしいですね~(^O^)
期待に応えられるように頑張ります!
それでは、どうぞ!
伶はドアを美鈴が空けた空間にはめなおしていた。
「よし。とりあえずこれでいいだろう…ん?」
廊下から軽快な足音がタッタッタとものすごいスピードで近づいてきた。
「ま、まさかもう戻ってき-」
「伶~!」
「ぐわっ!」
美鈴が勢いよくドアに飛び膝蹴りをした。
「あれ?伶どこ~?」
「お前……常識はないのか?」
伶は倒れたドアの下からぶん殴ろうと握りしめた拳を必死に動かさないようにしていた。
「あ、そこにいたんだ。とりあえず座ったら?」
「コノヤロー…!」
「へ?何か言った?」
「もういい。心が疲れる」
「あっそ。それでね、マスターさんに貼り紙を返したんだけどマスターさんがこの紙は伶に見せるべきだって」
伶は怪訝そうに紙を開いた。
「えーっと『勇者求む!腕に覚えのある者はモンテート城に集え!』」
「ふふ~ん」
美鈴は目をキラキラと輝かせている。
「で?だからなんだよ」
いや~。ホントうれしい…。