表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白銀の風   作者: 高幹 夏
23/25

一章:暁風 その二十三

実を言うと…今までこの世界の地形とかほとんど考えてないんですよね。

いつも書いてる途中でぱぱっと決めてて…。

………すいません。

「原因はさかのぼること七年…だったかな。ここに住むことになったとき城に父さんと二人で呼ばれたんだ。父さんと王様が話しているとき俺は城の中を好きなように見ていいって言われてな」


「いいなー。わたしは呼ばれなかったよー」


「それで使用人の人の付き添いでいろんなところを見て回った。それで窓から下をのぞき込んだときに前のめりになりすぎて…思いっきり頭から落っこちたんだよ」


「え!? その割にはどこにも傷あとがなさそうだけど…」


「あ、ごめん。正確には『落ちかけた』だな。足首をギリギリでつかんでくれたおかげで助かったんだよ」


「へー。それと何が関係あるの? 」


「助かっただけなら良かったんだけどな…。問題はそのあとなんだよ。落ちかけたときに柵がすぐ目の前に迫ってきたショックで尖ったものの先や刃物を見るのが怖くなったんだ」


「えーと、それってつまり…」


「相手が刃物を使ってきた場合、俺はそれに対処できなくなった。ようするに降参してしまうってことだ。っておい大丈夫か? 口開いてるぞ?」


「…………」


 三秒間、美鈴の口がどんどん開いていき、そこから一秒間、小さく喉から声が漏れ出て、そして十秒間思いっきり叫んだ。


「えーーーーーー!? そうだったのー!? 」









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ