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白銀の風   作者: 高幹 夏
20/25

一章:暁風 その二十

記念しなくてもいい二十回目の連載です!

「さっさと旅立てよ」って思う方もいるでしょう。

でも、もう少し。もう少しだけ待って下さい…m(__)m

「ところでさぁ。冒険したくない理由って何系? 」


「はぁ? 」


 急な質問に伶は思わず顔をしかめた。


「いや、理由っていっても色々あるじゃん。真面目なこととかどうだっていいこととか…。それだけでも教えてよ」


「いや、どうだっていいことだったらこんな事にはなってないだろ」


「それもそうだけどさ…」


 美鈴は指でテーブルの木目をぐるぐるとなぞりだした。


「なぁ、もういいだろ。夜も遅いし…俺が送るからそろそろ諦めて帰ったらどう-」


「あっ」


 美鈴の指がぴたりと止まった。


「でも確か伶こう言ってたよね。『俺は誰かを守れるほど強くない』って…。ということは理由はスランプかそれに近いやつってことでしょ?」


「……………」


 伶は俯き自分の手元をじっと見つめた。


「あたり? 」


「…………近い、かな」


「やっぱり」


 美鈴はくすりと笑みをもらした。

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