一章:暁風 その十
できれば週に一回のペースで更新したいと思っています。
まぁ、旅行中やテスト前は無理なんですけどね…。
理由は、もともと投稿する手段がパソコンしかないので旅行のときは自分のパソコンが無いので持っていくことが不可能なんです。(スマホ持ってません)
テスト前は母に即殺されちゃいます。
そこも理解した上で作品を楽しんでもらえれば幸いです。
長ったらしくてすみませんm(_ _)m
それでは、どうぞ!
美鈴は自然と開いた口を閉じることができなかった。
「……え、どういうこと?」
「いや、だからこれを俺に見せてどうしたいんだ?」
美鈴はしばらく呆然としていたがぶるん!と頭をふって伶をにらみつけた。
「そりゃあ、勿論伶に勇者になって一緒に冒険したいに決まってるじゃん」
「…お前が神父様に許可をとっているかは訊かないでおくが、何で俺がお前を連れて行かないといけないんだよ」
「だってわたしも冒険したいもん。久しぶりにお父さんに教わった剣術を使いたいよ。修道院だと毎晩誰もいないかを確認して練習してたから大変だったんだよねー」
そう言って美鈴は退屈そうにぶんぶんと腕を振り回した。
「…………お前それで冒険したらもっと大変なことになるぞ。それに俺は誰かを守れるほど強くない。だから他の奴に頼め」
「そんなぁ!自分が何回依頼を達成したと思ってんのよ!」
「依頼を達成した回数の問題じゃないんだよ。もっと根本的な事だ」
「ならその根本的な事を教えてよ。しょうがないと判断したら諦め-」
伶は間髪入れずに即首を横にふった。
「それは言えない」
「な、何でよ!」
「それだけは本っ当に言えないんだ。俺の生活がかかってる」
「何よ。わたしだって一応いとこだよ。絶対話さないから信用して」
「信用、ねぇ…」
美鈴は頷きわくわくと目を輝かせて伶を促した。
「………………………………無理だな」
「あんまりだよ!わたしだって今回のことで破門になるかもしれないんだよ!?お互い様じゃん!」
「いや、それはお前が選んだ道だろ。俺を巻き込むな」
美鈴はふっと目を細めた。
「わかった。そういうこと言うならねぇ、こっちにも考えがあるから」
「いいぞ。絶対に言わないからな」
どさりとバックが床に置かれた。
「わたし、伶が言うまでずっと居座る!絶対に帰らないからね!」
ふぅ。やっとここまで進められた…。
でも、もっと頑張らないとですね!
そんな作者を元気づけるためにコメント、評価、ブクマ等お願いします!
ま、ただ単にほしいだけですけどねwwww