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空間転移

作者ですら「???」となりながら作ったので途中は読みとばしてもいいです

さて、次は俺たち管理者の基本技能、空間転移を説明しよう。

と。その前に空間そのものの感覚を説明しようか。


まずは高次元の空間を操作する感覚を疑似的に説明するね。

まず紙をイメージしてほしい。

この紙は前後と左右の概念がある2次元の物体だとして……

この紙は三次元空間に存在しているね。


さて、ここからだ。この紙を三次元空間だとすると、

その紙が存在する空間は4次元空間になる。

上下が第4の方向になる感覚だね。

その紙の中に住んでいる人の視点で考えると、前後左右はともかく上下には動けないよね。

で、もし動けたとする。仮想の上下方向。これ三次元方向ね。

でその紙自体を上に曲げる。

紙の外側の上下方向は4次元、紙の内側の仮想の上下方向は三次元方向ね。


こんな感じで一つ下の次元に空間を圧縮する感覚をつかんでほしい。


さて、ここから高次元空間と空間転移だ。


3次元空間は11次元の空間を揺蕩っている。

うにょうにょって。


11次元の内どの3軸を使った3次元空間を観測するかでどう広がっているかが変わる。

一定の座標がある瞬間に重ねあっている確率は11-3次元=8パターン分期待できる。

第1・2・3軸(x,y,z)空間の膜がうねうねしているとき、

第1・2・4軸(x,y,w)は別のパターンでうねうねして別の座標が重なっている。ってかんじ。


11個の軸の中から3個の座標が一致している確率を求めてみよう。

もっとも非可算無限の集合、実数数値のいずれかとして距離のパターンは考えられるから、

そこから完全一致している確率ってほぼゼロなんだけどね。


でもいったんそれは無視して一致してるかしてないかで考えるよ。


うねうねしている空間を二次元的な膜とみなす場合、

それ以外の残りの(11-3=)8軸のいずれかを加えた4次元空間を3次元空間の膜が揺蕩うとみなせる。


観測する(4次元)空間のパターン数は?

まず膜のパターン数。3C11だ。

そして4次元空間のパターン数。前の数に8をかける。

(3C11)*8だ。


2点が3軸で重なっているいずれかのパターンを一つでも観測できた場合、ワームホール開闢が可能。

これは長さ0のゴムによる接続に似ている。



次の瞬間以降、どんどん該当座標は空間の揺蕩いにしたがって広がってゆく。

開闢維持時間は、ワームホール(=アインシュタイン・ローゼン「橋」)

がどれほど引っ張り耐性があるか。

こっちは人……というより個人の魔力の性質による。


また、該当座標間の拡張速度による。

これはもう運。


個人の魔力の性質について説明すると。

高次元に到達する性質なほど、そっち方向に拡散して、魔力量は減る。

(干渉次元数)乗根のスケール。


また、それを封印して、低次元にしか拡散しないようにすることもできる。

これを解除する術式もある。リミッター解除ってかっこいいよね。

これを以後《次元開闢》と呼称する。


まあそんな感じでワームホール開闢には障害が多いんだよね。

だから、ごく短時間しかワームホールは作らない。


ああ、いつの間に空間転移からワームホールに話が変わってたね。

でも本質は同じ。ワームホールを短時間開闢して離れた場所に移動する。

これが空間転移の正体だよ。

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