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練習用  作者: 糸田千樹
14/24

種も仕掛けもない手品

「サイコロ十個でゾロ目が出る確率は一千七万七千六百九十六。これを狙って出すのは奇跡に等しい」


そう言いながら博士は十個のサイコロを床にぶちまけた。


「でもさ、これって結局『十個のサイコロがゾロ目になる確率」でしかないわけだよ』


がしゃがしゃと音を立てながらサイコロは回る、回り続ける。


「現実はさ、そんな単純じゃなくて――」


次第に勢いを落としたサイコロはそれでも足掻く。確率通りに散らばろうとしている。


「――こんな感じでさ、『ゾロ目という結果を取り出す』だけならば、確率なんて簡単に無視できるんだよ」


息を止めたサイコロ達、皆は赤い目を向けて静止した。こちらを見つめる十の目は、不満を表す様にじっと僕をも見つめている。

いつもより短め。

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