表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/50

第32話:野暮用

〜〜〜


「――ありがとうございました! では早速、審査員の方から一言いただきたいと思います。……勇者一行ゆうしゃいっこうの大神官で今回、特別審査員を急遽きゅうきょ受けていただく事になりました『アシャーリ・カメイ』様、よろしくお願いしますっ!」


 参加条件の年齢制限に引っ掛かってしまった私は、特別審査員に抜擢ばってきされてしまった。


「ゴホン。ご紹介にあずかりましたアシャーリです。実は先ほどの方は私たち勇者一行が宿泊させて頂いている旅館の子でして。お父様と親子二人三脚、質の良いサービスを受けさせていただいています」


 会場の見物人からオォォォと歓声があがる。


「また、彼女は私どもの野暮用やぼようにも大切な一室を貸していただけるように計らっていただき感謝しかありません。もしも私が男性として生まれてたとしたら、彼女の様な女性をお嫁さんにと願ったことでしょう。以上でわたくしの一言とさせていただきます」


 そう言って一礼した。会場ではさらなる歓声があがる。


 ククク、これであの二人が優勝する事はまず無いだろう。だいたい年齢制限が二十歳ハタチまでとか「ふざけんじゃねぇ」つーの。


「ちなみ……その野暮用と言うのは……?」


 獲物が掛かった瞬間であった。


「いえいえ、大した事では無いんです。わたくしどものスポンサーである『漫喫のMaria』で扱ってる書冊しょさつを置いていただくだけですの。もちろん、先ほどお話しした旅館には優先的に『新刊、人気作』を準備いただく様に計らいますわ」


「なんと! あの、全国展開している……。すみません、脱線してしまいました。興味のある宿屋の方はコンテスト終了にお聞きになってくださーい」


 会場がざわついてる。もちろん、進行役のコンテスト主催の奥様もグルだ。


 コンテスト終了後、協力いただいた奥様は日本円にして百万円相当のマッサージ、レンタル浴衣、ヘアメイク利用権を手にした。もちろん、私たちもこの街の約八割近い宿屋と契約を結んだ。


 結局、いくらの利益になったかは知らないが……コンテストは旅館の子が無事、優勝した。

今回もご愛読いただきありがとうございました!


「面白かった、笑えた、失笑した!」

「続きが気になる、読みたい、意味がわからなかった!」

「今後どうなるのっ、話の展開が見えた、ドロップアウトします!」


と思った方は……


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援おねしゃす!


面白かったら星5つ、自分には合わなかったら星1つ、正直に感じた感想で大丈夫です!


ブックマークもいただけると、血反吐をはいて悦びます。


よろしくお願いしますッ!m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ