2幕目 逃走
ジャスミン「あいつ、追いかけてきてるか?」
権常寺「いや…まだ追いかけてきてるな」
キラリ「えー、まだー?」
権常寺「逃げ切るまで、この鬼ごっこは続くぞ…」
若干、あいつの方が早かった。
ジャスミン「…このままだったら追いつかれる、戦うしか…」
キラリ「…やっぱりね…いいよ、あいてしたげる」
権常寺「したげるって…どこの方便なんだ…っと、やっぱり、攻撃はヘビーだな…」
????「少し待て」
と、奥から聞こえたので、見てみると、フードをした子が立っていた。
キラリ「…あいつ、こいつの仲間だぞ」
ジャスミン「わかった…」
権常寺「お前の目的はなんだ…」
フード「…さぁ、教えても…止めれないでしょ…」
権常寺「このやろ!…」
フード「…ま、お前は生かしてあげる、ただ、未来でな」
と、俺は攻撃を喰らって、もろに倒れたらしい、そして起きた時。
権常寺「…ジャスミン!キラリ!」
と、周りを見ても、誰もいない、そして、血の匂いがする。
権常寺「クッソ…」
????「お困り?」
権常寺「誰だ…って、ジューキリンか…は?」
????「やかましいな…で?君は数日間ここに倒れていた、それにしても…ひどい傷だな…どうした?」
権常寺「…いや…なんでもない…で?キラリのところに行く」
????「やめておけ、行っても死ぬだけだ」
権常寺「でも、仲間なんだ…」
????「それを仲間は望んでるのか?」
権常寺「ああ…」
????「…そうか…仲間になってやらんこともないが」
権常寺「…そういえば、この箱は…」
????「…ああ、その中にある力が入ってる…それを使え」
と、触ると、力が体に来る感覚がした。