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12幕目 追っ手
竜馬「…これ…食べれるのかな…」
少女「食べれるやつだね…」
竜馬「そういえば…名前…」
少女「忘れちゃったのか…」
竜馬「めんぼくない」
少女「恵…」
竜馬「恵ね…わかった」
恵「すぐに忘れないでよね」
竜馬「努力するよ…」
と、ふと後ろを見ると、追っ手がいた。
竜馬「おっと、追っ手だな…しつこいな…」
と、森の中だから、逃げるのは簡単だ。
恵「…たかーい」
竜馬「恵が軽くて助かるな…」
恵「なによ…そのいい口」
竜馬「はいはい…」
目の前には壁があった。
竜馬「あべし」
恵「ドテチーン」
竜馬「なんだ…この壁は…」
それは洋館だった、とても大きい。