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異世界再生神話〜神は万能ではない〜  作者: 犬星梟太
第三章 邪神始動編

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第20話:使徒の真の力

神殿の内部は外と同じ状況になっていた…


しかし…


「来たぞ!殺せ!」


教団の信徒達はアーゼルに殺されずに生きていた。


彼らはペンドラゴンの支部と比べ物にならない性能の良い装備を揃えていた。


全員が先程倒した大崩達の防具と同じ性能の装備を、武具は大型の魔導銃を一人一人が装備していた。


ボン、ボン、ボン


属性の砲弾がホノカに襲いかかる。


ホノカは最小限の動きで避けて、次々に教団の構成員を鎮圧していく。


「化け物が!」


バンバン


残り一人になった構成員が倒れた味方の魔導銃を拾い、2丁抱えて、叫びながら発砲する。


ズン


「お前らのボスには負けるよ…」

ホノカは皮肉を言いながら最後の一人を倒して、この場の制圧を完遂する。


(「時間が勿体ないな…

これ以上は加減している場合じゃないな…」)

ホノカはデバフ装備を外す。


(「あとは…」)


(中央棟の隠し地下:教団の研究施設)


「殺せ!」


ドン、ドン


ホノカは隠し地下の存在を倒した構成員から聞き出し乗り込んでいた。


「撃て!兎に角撃ちまくって隙を作り出せ!」


ドン、ドン、ドン


「そんな旧世代の武器で隙なんか出来るかよ…」


やはりホノカにとって、彼らの武器を時代遅れで戦闘には使えない代物だ。


ホノカの攻撃が始まる。


バキン


掌底で肋骨を折り、


ボコ


踵落としで頭蓋骨を割り、


スパパン


二人の首を手刀で斬り飛ばす。


「どうなっているんだ!!!」

「助けてくれ!!!」

「母さん…」ボソ


その光景は道徳を、倫理を、人情を捨てた教団の構成員達に人の心を恐怖と絶望で無理矢理に思い出させる。


ホノカは容赦なくそんな彼らを殺していく。

そしてただ一人を残して、この支部の構成員を倒し終えた。


ホノカは物静かになった研究施設を歩いていく。


歩いていると…


目の前からアーゼルが出迎えに来た。


「初めて彼らが使えると思ったよ。彼らのおかげ君の実力を少なからず観察することできたよ。」


「…」

ホノカはアーゼルの胸糞悪い戯言を無視して、アーゼルの装備を鑑定していた。


アーゼルは今迄とは全く比べ物にならない物装備していた。


コルバス・アルブム初期型

レア度 星

耐久性8,000,000

頭…なし

胴…VIT+11,000,000

腕…EP+25,000,000

腰…EP+25,000,000

脚…VIT+10,000,000

効果 「時空停止耐性LvMAX」

   耐性スキル貫通

   魔法の威力を120%up

   魔法EP消費を95%軽減

   神法術EP消費を30%軽減

   法術攻撃ダメージ70%カット

   物理攻撃ダメージ50%カット


(「武器はないみたいだな…これなら何とか…」)


ホノカはアーゼルのレベルと装備なら、苦もなく勝てるとふんだ。


「装備を“鑑定”しているのかな?」

アーゼルはホノカの“鑑定”を見破っていてワザと見せていた。


「でも私の武器はこれだけじゃないんだよ…」


パン


アーゼルは合掌する様に手を合わせる…


バキバキバキバキ


そうするとアーゼルの姿は瞬く間に異形の姿へと変わっていく。


身体は二回り巨大化し鱗に覆われて、

心臓部から炎を放出し始め…

頭は山羊の外骨のように…

背中から巨大化した腕より長い4本の腕が生え、更に手のひらにはそれぞれ眼が埋め込まれていた…

脚は三つに分かれ、触手状に変化した。


氏名 ヴァートラン・スミス(憑依)(邪神の悪しき加護)

種族 キメラ

所属 神の使徒

レベル4,719(+1,300)

第一職業 炎王

第二職業 風魔導師

第三職業 闇魔導師

称号 闇を堕ちした転移者、同族殺し、憑依されし供物


「お前…人様の身体を…」

ホノカはアーゼルの所業に怒り、眉をひそめてアーゼルを睨む。


「オや?気づイテイタんですね。ツギハ君ノ番だよ?」

アーゼルは化け物になった顔で満悦の笑みでホノカを見つめる。


「お前みたいな気色悪い奴と一緒に暮らすなんてごめんだね…お前を消滅させて、その人を自由にする。」


「この素晴ラシイスガタを理解できナイとは哀れダよ」


「まぁ邪神の使徒らしい姿にはなったな」


ホノカの皮肉にアーゼルは震え始める。


プルプル


「貴様!我らが神を邪神呼ばわりするとは許せん!

ジャシン ハ ワレラガ カミ ヲ ミトメナカッタ ソウゾウシン ト フウインシタ カミガミ ドモ ダ!」


アーゼルは発狂し始める。


「貴様ヲ捕エるのはヤめだ!キサマなど消し去ってクレるワ!」


アーゼルは六つの手をホノカへと向ける。


(炎魔法 フレイムブレス×6)


(“真空拳”)


ホノカの体技とアーゼルの魔法がぶつかる。


(「何故コイツに【静止の魔眼】が効かない!【看破の魔眼】も発動しない、どうなっている?!」)

アーゼルの手に埋め込まれているのは6つ全てが魔眼だった。


耐性スキルを揃えたホノカにはどの魔眼も無力だった。


しかしアーゼルの魔法はホノカにダメージを与えていた。


(炎魔法 ファイヤーボール×300)

アーゼルは無数の火球を造り出す。


「まだだ!!!」

(闇魔法 ダークランス×60)

アーゼルは更に闇の槍を造り出す。


「シネ!」


その全てがホノカへと降りかかる。


(“天空連撃拳”)


ホノカはそれを体技で相殺する。


その衝撃波が砂煙を巻き起こし、アーゼル視界を遮る。


「クソ!ドウナッタ?!、!?」


ホノカはそんなアーゼルの後ろに回り込み、蹴りを首に叩き込もうとする。

それにアーゼルは気づき、二つの手で炎と闇の球を造り出し、刹那、ホノカの腹に叩き込もうとする。


二人は互いに吹き飛ぶ。


ホノカは火球を蹴る事に成功し、ダメージに関しては強固な研究施設に受け身を仕切れずに突っ込んだ衝撃だけだった。


アーゼルはホノカの蹴りをモロに喰らって肩の骨が砕けていた。


「このワタシヲ足蹴にしたナぁあアあアアあア!!!!!」

ホノカに蹴られた事で激怒していた。


「ハは、お前ニ見せてヤろウ…」


パパパン


アーゼルは六つの手をそれぞれ合わせる。


「我が力よ…炎の精霊を支配しろ

我が敵を消滅させろ

平和を望む精霊に」


「詠唱してる…ってことはマズイ!」

ホノカは危険を感じ魔法を阻止しようとする。


ガパ…シュー…ドドドドドドド


「“ブレス”!?」

ホノカはアーゼルのスキルをモロに喰らってしまう。


「憎しみの業火を強制しろ

新しき憎悪を生み出せ

精霊の名を奪い、生あるものに降り注げ

炎魔法 イフリートレインズ」


アーゼルの目の前に巨大な魔法陣が出現し、その魔法陣から放出された炎の槍がホノカ目掛けて降り注ぐ。


「“神気”、“気功術”、“連打”」

ホノカは炎の槍を何とか迎撃する。

しかし、量が多すぎて数発は跳ね返してしまう。

跳ね返した炎の槍は、ホノカ達は暴れても耐えていた研究施設を簡単に破壊していく。

そして数発は外に飛び出ていく。


(アーサー視点)


ホテルに戻ったら部下が心臓を貫かれ絶命していた。

その近くには乾涸びた教会関係者と思われる死体があった。


私は悪寒を感じ部屋に入る…


そして私の部屋にあったはずのアイツの死体が無かった…


アイツを捕える為に急いで外に出て教会に向かった。


しかし…私の足は固まり、その場から動き出す事が出来なかった。


教会から溢れる邪な気が私に纏わりつくのを感じた…


こんなのはあの時…


ズドドドドドドン


「なんだ!?」


轟音がしたと思ったら教会の方から炎の槍が放たれていた。


「一体…教会で何が起こっているんだ…」



(神殿)


ホノカは服は炎の熱に耐えられず燃えていた。


ビリ


ホノカは服を破り捨て上裸になる。


「我がマホウデその程ドのダメージだと…」

アーゼルはホノカの頑丈さに驚愕していた。


「ソウカ…分散したのガ駄目ダッタか…ならコンドは…」


パン


アーゼルはまた手を合わせる。


「我が力よ…炎の精霊を支配しろ」

アーゼルは詠唱を開始する。


「ちっ、そう何度も撃たせるかよ!」

ホノカは今度こそはアーゼルの魔法を止めようとする。


アーゼルの2本の手だけがホノカへと向けられる。


(闇魔法 ダークブレス)


ゴオオオオ


「しつこけぇ!」

ホノカは片手で受け止めながら突き進む。


しかし。


「クソガキ!」

大崩が現れホノカに短剣で斬りかかる。


「この馬鹿…!」


(「よし、隙が出来た!」)

アーゼルはホノカの一瞬の隙を見逃さなかった。

「我が敵を消滅させろ

憎悪の権化と化した精霊に…」


「「!?」」


ホノカとアーゼルは大崩の後ろに現れた男に気づく。


ボコン


「ぐがっ…」


大崩は急に現れた男に地面へ叩き込まれる。


「今だ!」

その男はホノカに反撃を促す。


「!、“天空正拳”」

ホノカはアーゼルの眉間に体技を叩き込み、遠くへ吹き飛ばす。


「お前…」


ホノカを危機を救ったのは阿立だった。


「何で来たんだ?」


「君に言われた事が気になってね…僕はあまりにも弱く自分勝手だった…折角僕に心を開いてくれた人達と距離を取った…その所為で恩人を失う所だった…

だから動くと…闘うと決めたんだ…君のお陰だ。ありがとう」

阿立はホノカに頭を下げて御礼をする。


「そうか…あんたたちだけでも良い奴になってくれれば良かったよ。

だが今はそれどころじゃない…奴はまだ生きて…!?」


ドドン


ホノカ達へ火球が放たれた。

ホノカは攻撃を相殺する事が出来たが…


「おい!大丈夫か!」

阿立の安全を確認する。


「あ、あぁ…」

阿立はスキルを解除していなかったため、服が半分焼けるだけで済んでいた。


「貴様ラ!!!コノワタシヲイチドならず二度まで傷つけたナ!キサラらの魂ゴと消シ去ってクれルわぁ!!!!!」


「おい、逃げれるか?」


「いや…」


「くっ…そうか、なら…」


「僕も闘う!」


「な、何言ってるんだ?…」

ホノカは阿立の真剣な眼差しを見て、何故か止める事が出来なかった。


「足引っ張るなよ…」


「勿論だ」


「じゃあ全力で着いてこい!」


「おう!」


『貴方は神に認められました』


「え…?」

阿立の頭に声が聞こえる。


『貴方のスキル“不動金剛”は“不動明王”へと進化しました。

“不動明王”により他に二つスキルを使用する事が出来ます。』


「おい、どうしんだ?!」


「いや…何でもない!」

阿立は満面の笑みで返答する。そんな阿立には金色の紋章が刻まれていく。


「なら行くぞ!」

ホノカは阿立の変化を気づいていない。


「ああ!」


二人の眼前には既にアーゼルの魔法が放たられていた。


「“闘魂術”」ボソ

阿立が更にもう一つスキルを使用する。


ババッ


二人はその場から駆け出す。

二人とも必要最低限の動きで火球を避け続けて、アーゼルの元に迫る。


(「喰らえ!」)

アーゼルは二人に至近距離で魔法を放つが…


「「痛ってぇな!」」

二人の勢いは衰えず、寧ろ増していく。


(“天空正拳”)、(“真空拳”)


二人はアーゼルの腹に体技を叩き込む。


「グワ!」

アーゼルは吹き飛ばされ、壁に減り込む。


「くソ…」

アーゼルは何とか壁から出ようとするが…


「なっ!?」


二人はアーゼルの目の前に瞬時に現れる。


バコン


二人は先程と同じ体技を、もう一度腹に叩き込み壁を破壊して、外に吹き飛ばす。


(「く…どうなってる…この私があんな小僧と贄に…!」)


メリ


更に二人はアーゼルの顎に拳を叩き込み、空高く打ち上げる。


「い、イイ加減にシロ!」

アーゼルは飛ばされながら何とか体勢を整えて炎魔法を放つ。


「アイツの体力を削るぞ!」


「わかった!」


二人は手の甲をぶつけて、その衝撃で二手に分かれて魔法を回避する。


(「喰らってはいけないのは…」)


「オマエダ!」

アーゼルはホノカを炎魔法で攻撃して落とそうとしたが、ホノカはビクともしない。


「“発勁”!」

迎撃されなかった阿立がアーゼルの顔面に体技を叩き込む。


(「何故たかがレベル100程度の雑魚の攻撃が私に効くのだ!」)


「このまま畳み掛けるぞ!」


「おう!」


(“天空連撃拳”)(“連打”)

二人はアーゼルを畳み掛ける為にタコ殴りにする。


(「コイツらを剥がすには無詠唱が出来ない高位の魔法を撃たなければ…だが…クソ!詠唱する暇が…」)

「グアあアアあアアアああア!」

アーゼルは雄叫びを上げながら六本の腕と六本の触手で二人の動きを封じる。


しかし


バン


二人はその拘束を振り解く。


「これ終いだ…「解除」」


(“冥空破拳:業砕”)(“冥空破”)

二人はアーゼルに胸に体技を叩き込む。

その衝撃波により、アーゼルの憑代となった身体は消滅していく。


(「く、クソ!気に入っていた憑代を…」)

霊体になったアーゼルは逃げようとしtろた…


(「一時凌ぎにあの大崩という男を使うか…」)


「逃すか…」

霊体アーゼルを追いかけて来た男がいた…


(「貴様!?、アーサー・シール?!?」)


アーサーは邪気が弱まったのを感じとり、弱った邪気を追いかけに来ていた


「彼らばかりには任せしまったが…やっと僕も役に立てる…」


(「クソ…この状態だと反撃が…」)


アーサーは聖槍に風属性を纏わせる。


「“轟雷槍”」


(「クソおおおおおおおおおお!!!!!!!!」)


アーゼルの邪気は飛び散っていた。


「良いところ持っていきやがったな…」

ホノカはアーサーがトドメを刺したを見て笑いながら叱言を吐く。

アーゼルの取り込んだものたち

ワイバーン、オーガタランチュラ、

スキュラ、鬼族、獣人族(山羊、イルカ)


冥空破拳:業砕

(パンチ+真空拳+発勁+気合注入+天空波)

冥空破

(天空波+気合注入)

天空連撃拳

(パンチ+真空拳+発勁+連打)

天空正拳

(パンチ+真空拳+発勁)

轟雷槍

(雷槍+溜め突き+回転突き)




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