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異世界再生神話〜神は万能ではない〜  作者: 犬星梟太
第二章 復讐の黒騎士編
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第4話:復讐の一歩

(ホノカ視点)


 学園ってことはアイツらもいるんだよな…

 アイツらに迷惑をかけるわけにはいかないからな…


 一緒に学園生活を楽しみたかったな…


「ただいま」


「お帰りなさい!お兄ちゃん!」

「ご主人!お帰り!」


 ドアを開けて、挨拶をするとポーラとウル四郎が飛び出してきた。


 この2年でポーラは勿論テイムしている五体も成長した。


 従魔達はレベルを上げたおかげか、年齢を重ねたためか話せるようになった。

 顔や鳴き声でわかっていたが、言葉が話せるおかげでコミニュケーションがしやすくて助かる。


 ポーラは『就の儀』を行えないので、俺のスキルで職業を選び、このような感じになっている。


氏名ポーラ・トライーガ

所属 なし

種族 人族

Lv.100

第一職業 炎斧術師

第二職業 回復魔道士

第三職業 格闘師

称号 なし


 ポーラは父上と母上の才能を足したような職業構成になっている。

 従魔達五体は全員レベル210を超えている。


 そしてポーラ達の情報は隠蔽コードで隠している。


 遅れてタヌ太郎も来た。


「今日はお早いんですね」


「あぁ、夜に仕事が入ったんだ。だから今のうちに帰ってきたんだ」


「えぇ、夜いないの…?」


 ポーラは俯き、少し不貞腐れてしまう。

 この2年ポーラが悲しまないようにずっと側にいたからな…

 今日みたいな事は初めてだ。


 ポーラの頭を撫でながら謝る。


「ごめんな…ポーラ。お世話になっている人を助けなきゃいけないんだ」


「うん…」


 まだちゃんとは納得していないみたいだけど俺のことを困らせたくない一心で了承してくれた。


「ありがと、その代わり今日は早めにご飯食べようか?」


「うん!」


「ウル四郎、コン次郎達を呼び行ってくれ」


「はい!」



 ホノカは昼食とポーラ達の時間を過ごしていため少し遅れて、集合時間に来た。


「お、英雄殿が来たぞ」

「あれが「黒刀」か…」


 冒険者達はホノカと関わったことのない者しかいないため、ホノカを興味深そうに観察する。


 ホノカは冒険者達に遅れた謝罪をする。


「すまない…訳あって遅れた」


 冒険者達は冷徹かつ寡黙そうなホノカが頭を下げて謝罪したため、数人が驚き黙ってしまう。


「あ、安心してくれ、俺を含めて殆ど奴らはついさっき着いていたからな」


「そうか…助かる」


「意外だな」


 木兎の顔した獣人がホノカの様子につい思ったことを口にしてしまった。


「ん?」


「失礼、気にしないでくれ…」


「あぁ」


 ホノカは相手に敵意がないのがわかっていたのでそれ以上は聞かなかった。


 ギルド長のヘレスティナがホノカより遅れて来た。


「全員着いたみたいだな。じゃあ任務の説明の前に自己紹介を始めておきな」


 ヘレスティナの言葉に一人の男性が前に出る。

 彼は黒と藍色の混ざった髪色で身長は2mと人族にしてかなり大きさである。


「じゃあ新参の俺から、最近ペンドラゴン王国に来た。A級冒険者『大剣』のバークだ。」


氏名 バーク

所属 冒険者ギルド

種族 人族

レベル101

第一職業 剣師

称号 大剣

 

 今度は先程の木兎の獣人の男性が。

 彼は動物寄りの獣人で顔が木兎になっているが、顔の半分は隠している。

 

「じゃあついで俺が…A級冒険者で字名はない。ハーミットだ。」


氏名 ハーミット

所属 冒険者ギルド

種族 獣人族:木兎

レベル90

第一職業 暗殺者

称号 なし


 今度は黒髪碧眼の高校生くらいの青年が。


「今度は俺達が、俺達はパーティ

『翡翠花斬』だ。俺はリーダーのカボーンだ!よろしく!」


氏名 カボーン

所属 冒険者ギルドパーティ『翡翠花斬』

種族 人族

レベル55

第一職業 風槍術師

称号 なし


 彼らは9人組パーティ『翡翠花斬』。

 実力はC級〜B級程度。


「最後は俺だな…S級冒険者燈火だ。今回はよろしく頼む」


「これで自己紹介は済んだね…前もって言っておいたがあんた達に今回依頼するものは極秘任務だよ…誰にも言っていないね?」


「当たり前だ」「無論」「勿論だ」

「あぁ」


「…よし、あんたらは今回第三公都まで行ってもらう。休憩は一回のみ野営は無しで明日の昼には公都について、夜にはここ王都に戻って来てもらうよ」


「少しきついな…」

「休憩があるだけまだいいか…」「…」


 ホノカは内容に気にもせず、

 A級は難しい内容だけど納得はしたが…


「そんなに厳しいのか?!」

「野営なしって…」

「リーダー俺らには無理じゃないか?」


「翡翠花斬」のパーティメンバー達が騒ぎ立てる。

 リーダーのカボーンはその様子を見て、焦って黙らせる。


「五月蝿い!これは俺達にとっての転機なんだ!今迄のように簡単な内容で堅実に行ってもA級にはなれない!」


 ハーグは彼らの言動が不安になり、ヘレスティナに質問する。


「ギルド長、彼らは大丈夫なのか?」


「あぁ、『黒刀』の坊やがいるからまず失敗はない。あんた達二人は補助みたいなもんさ」


「成程…それ程に『黒刀』は強いのか…ならこれ以上は文句を言わないよ」


「そう言ってくれると思ったよ」


 ヘレスティナは納得したくれたハーグに安心する。

 するちヘレスティナは懐から書状を取り出してホノカに渡す。


「あと、これが王国から授かった証明書だよ…門と公爵の屋敷でこれを使いな」


 渡されたホノカはすぐにハーミットに証明書を渡した。


「あんたがこれを持っとけ…」


「何故…俺に?」


「あんたがこの中で一番速いだろ?この証明書を盗まれるわけにはいかないからな。あんたが持っていてくれた安心だ」


「成程…理に適ってる。分かった俺が責任を持って預からせていただく」


「じゃあ行ってきな!!」


(森)


 順調に第三公都に近いていたホノカ達だったが、ギルドから出発して中間地点手前で事は起こった。


「止まれ!貴様ら何者だ?」


 王国の騎士団に止められてしまった。


 ハーグが騎士達の尋問に答える。


「俺達は王国の任務を受けた冒険者だ!」


「なら証明出来る物を見せてみろ!」


「ハーミット、アレを…」


「あぁ…」


 ハーグの指示でハーミットは証明書を見せようとするがホノカはそれを止める。


「どうした?黒刀」


「なあ、あんた達に質問があるんだけど」


 騎士は不機嫌そうになる。


「何だと?」


「騎士団が何で街道でもない、こんな森のど真ん中にいるんだ?」


 この世界の国は森などの調査は冒険者に任せがちになっているため、珍しい光景だ。

 珍しいだけで怪しくはない。

 でもホノカは彼らを怪しんだ。


「貴様!我らを愚弄するか!?」


 ホノカは目の前の騎士を無視して別の騎士に声をかける。


「おい!そこの槍を持ってる奴!お前ら第何団だ?」


「え?あれ…えっと」


「馬鹿が…そこのあんた嘘付かせるなら内容を徹底するんだな」


「く、やれ」


偽の騎士団はホノカ達を襲い始める。


「“威圧”」


 ホノカのスキルで偽の騎士団を一瞬にして制止させる。


「ひっ…」


「“峰打ち”」


 ホノカは動けなくなった奴らを次々に倒していく。


バーク達も戦いに参戦する。


「出遅れるな!俺達も行くぞ!」


「おう!」


「「“砲剣”」」


「我が力よ

我が味方の全ての力を強化せよ

付与魔法 ステータスブースト」


 偽の騎士達もなんとか抵抗をする。


「付与魔導師を殺せ!」


「させるかよ!“シールドブロック”」


ガキン


「頼む!」


「分かってる!“速射”」


 カーボンは仲間の弓使いに指示を出すと。


ドサ


 木から刺客が落ちる。


 偽の騎士はそれに驚く。


「何!?気づいていたのか?!」


「お前なぁ、狙撃手以外も気づける殺気を出す馬鹿にうちの弓使いに勝てるわけねぇだろ!お前も寝てろ!“シールドバッシュ”」


ドン


 今度は木に打ちつけられる。


「やるじゃん」


 ホノカは彼らの連携ぷりをみて、今朝のパーティと比べて思わず笑って誉めてしまう。


「何?うちのパーティに文句ある?」


 笑ったことで槍を持った少女に怒られてしまう。


「いや、ちょっとな。片付けてからにしようか?」


「えぇそうね」


 パーティの2、3倍いた偽の騎士団をあっという間に掃討してしまう。


「尋問するか…」


「そうだな。まぁ、間違いなく王子暗殺を企んでいるとは思うけどな。なぁ本物の騎士さん」


 ホノカは“鑑定”していて、本物がいる事に気づいていて、その騎士に声をかける。


「…」


「あんたがこいつらの装備を揃えたんだろ?」


「…」


「はぁ…」


「くっ」


 ホノカは立ち上がり、騎士を連れていく。


「ちょっと見せれないからあっちに行ってくる」


 ホノカはそう言うと茂みに消えていく。


 冒険者達はその言葉に顔を引きつらせる。


「あ、あぁ」

「一体何をする気なんだ?」

「さぁ、し、知りたくねぇよ…」


 茂みに消えて数十秒後…


「ぎゃああああああああああ」


 森に叫び声が鳴り響く。


「お…。」


「始まったみたいだな…」


 数分後ホノカは戻ってきて騎士は放心状態だった。


ドサ


 ホノカは騎士を投げ捨てる。


「あんまりいい情報は手に入らなかった。こいつは第四王子の近衛騎士らしいが、派閥はブロン公爵っていうやつの派閥らしい。依頼はその派閥の貴族されたってことだ。」


「全部聞けてるんじゃ?」


「いや、その話だけじゃあブロンって公爵は逮捕出来ないからな…」


 ハーミットが冒険者パーティの一人の疑問を答える。


「その通りだ…だけどその貴族は早く捕まえないといけない。あんたらはこいつらを頼む。

俺は一人で王子を護衛しに行く。」


 ホノカは任務の続行と貴族の逮捕を同時進行で行うことを提案する。


「俺はあんたに従う。お前らは?」


「俺もだ。俺はあんたに助けられたからな」


「俺達は…俺達もあんたに従う」


 ハーグやハーミットはすぐに了承したがカボーンだけは少し悩み、ホノカに一任した方が賢い判断だと自身に言い聞かせて賛成する。


「悪い証明書を」


「あぁ、結局あんたが持つことになっちまったな」


「ふん。一杯奢ってやるから文句言うな」


 ハーミットはホノカの意外な冒険者らしい言葉に驚く。


「いや、おまえの方が階級は上だけど、年下に集るようなマネは出来ない」


「わかったよ、じゃあ行ってくる」


 ホノカは全速力で公都に向かい今晩の内に着いてしまった。


「これを」


 ホノカは門番に証明書を見せる。


「これは?!どうぞお通りください!」


 門番は証明書に驚き急いでホノカを通す。


(「このまま、今日の内に王子を公都から出せるかもしれないな」)


 ホノカは公爵の屋敷に向かうが…

 呼び止められる。


「ホノカ様?」


 しかもホノカを偽名の燈火ではなくホノカと呼ぶ声がする。


「ヨハン?」


 そこにいたのはトライーガ家の執事だったヨハンだ。


 彼は2年前までトライーガ家の執事だった。


「やはりホノカ様なのですね!?」


「ヨハンどうしてこんな所に?」


「此処だと人目がありますから、此方へ」

「あぁ」


 二人は路地裏に行き話の続きをする。


「ユーガ様とポーラ様は?」


「ポーラは一緒だ…でもユーガは…」


「そうですか…それは残念です…ポーラ様は何処に?」


(「ん?」)


 ホノカの先程の尋問で使っていて、冒険者やこれから会う公爵達に敵が紛れていなか確認するために解除していなかった“看破”のスキルが発動する。


「ポーラは孤児院で預かって貰ってる…」


「それは安心できますね…」


(「何でお前なんだ…ヨハン」)


「何処の孤児院なんですか?」


「なぁ…ヨハン」


「何ですか?」


「さっきの質問をまだ聞いていないんだけど、何で此処にいるんだ?」


「私ですか?私はこの先の公爵家で働いているんすよ」


「本当なのか?」


「はい」


 ヨハンはホノカに微笑みかける。


「実は俺冒険者ギルドに冒険者をやっているんだよ。この先の公爵家にいる王子の護衛に行くんだよ…連れてってくれないか?」


「え、それは難しいかと…」


「証明書ならあるぞ。

…ヨハン、嘘を着くのは止めろ…お前何でここにいるんだ?」


「あぁあ、あのお方の任務で意外な拾い物が出来たと思っていたのに…無駄に賢くなられましたね。ホノカ様…」


「それがお前の本性ってわけか…」


「でも失敗が続いていた私にチャンスが来たんだ。

召喚魔法 ハイビースト」


 ヨハンの指輪が光出し、見たことがあるモンスターを召喚した。


「こいつらは…!」


 そのモンスターはクーガ達討伐隊とホノカが討伐したモンスターにそっくりだった。


「おや知っていましたか?これは貴方のお父上を殺すために山に放ったモンスターの新型ですよ?

山のヌシが邪魔したようですが、本来ならコイツらはクーガ様を惨殺していたでしょうね。」


「まさか…お前、2年前の初めて狩りの時にゴブリンの軍団も…」


 ヨハンはホノカを煽り、馬鹿にしたように誉める。


「あれに気付きましたか!?流石は秀才のホノカ様だ!」


 ホノカにヨハンの真実にある疑念が湧く。


「母上は…母上もお前がやったのか!??」


 ヨハンは笑いを止めて、真剣な冷たい表情でホノカを見る。


「私にとっても、グレンダの死は意外でしたよ、まぁ殺す予定でしたけど結果オーライというやつでですよ」


 嘘は着いてない。


「何でなんだ?」


「んー。言っても構わないですかね…ある人の頼みでしてね…断れなかったですよ…

これくらいでいいしょう?さぁ、私と来てもらいますよ?」


 ヨハンはホノカに手を差し伸べたその瞬間…


 ブシャアアアアア


 その一瞬で召喚されたハイビースト達は真っ二つになっていた。


「え?」


 ホノカは怒りで顔を歪める。


「そいつを殺してのは、山のヌシじゃない…俺なんだよ!」


 ヨハンはホノカの顔に本当に怯え、何とか逃げようと周りを見渡す。


「ち、父親に似てきましたね…」


「ある人ってのは誰だ?」


「さぁ…どなたでしょうね?リバーシュ卿かもしれませんね」


 嘘をついている…


 ホノカは一瞬でヨハンに近づき頭を鷲掴みにする。


「もう喋るな…お前の身体に直接聞く」

(「闇神法術 ダークヒュプノス」)


「がは」


 法術をかけられたヨハンは一瞬苦しむが、すぐに真顔になり立ち上がる。


「ある人の所に案内しろ…」


 ホノカの指示でヨハンの身体はヨハンの意志は反して勝手に動き始める。


(「どういう事だ!止まれ!止まれ!声も出ない?!!」)


(デルーノー邸の前)


「ある人はデルーノーの事か?」


コクン(「違う!止めてくれ!」)


「そうか…やっと見つけた」

(「でも任務を終わってからだ…」)


「ヨハン…デルーノーがお前に頼んだ事を家の前で暴露しろ」


(「何?!巫山戯るな!そんな事をしたら私は…

お、おい、動くな!止まれ!止まってくれ!!!」)


「私はデルーノー卿にトライーガ家の没落をトライーガ家の執事だった私に依頼した!!!」

(「止めろ!止めてくれ!」)


 ヨハンの悲痛は誰にも知られることはない。


「デルーノー卿はトライーガ卿の事を幼少期の頃から妬んでいた!!!」

(「このままでは私は…」)



(デルーノー邸の内部)


「早く奴を此処へ連れてこい!!!」


 デルーノーは血管が切れるほど怒り狂っていた。


 そしてすぐにヨハンはデルーノーの前に連れて来られた。


「どういうつもりだ?」


 デルーノーは何とか怒りを抑えヨハンに事の顛末を聞こうとする。


「私はお前にトライーガ家の没落を依頼された!!!」


 しかし、ヨハンは大声で暴露することしか出来ない…


(「待ってくれ!“鑑定”してくれ!そうすれば、私にかけられた魔法を解けるはずだ!」)


「鑑定士を連れこい…」


(「そうだ!お前に伝えてないといけない事があるんだ!」)


 ヨハンに望みが見えたが…


 しかし結果は…


「状態異常ではないようです」


「そうか…」


(「そんな馬鹿な!?頼む!待ってくれ!デルーノー!お前に伝えなけばならない事があるんだ!」)


「殺せ」


「はっ!」


(「デルーノー!待ってくれ同志よ!危険な奴がいるんだ!あの方の障害になる奴が!!!デルーノー!デルーノー!!!!」)


 ヨハンはデルーノー邸にて不敬罪の罪で処断された。


(ホノカ視点)


 さよなら…ヨハン。


 はぁ…漸くだ…漸く復讐の相手がわかった…


 ここからだ…俺の復讐は!

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