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鬼の子は魔女の弟子  作者: 新真
君は僕の弟子
7/8

7 師匠の魔術

学園まであとちょっとです。


早く登場させたいキャラがいるんですよねぇ。

目が覚めると美味しそうな匂いが鼻をくすぐった。


「おはようございます師匠、なんだか美味しそうな匂いがしますが」


「おーおはようルイくん、見てくれよノエルが作ってくれたんだ。僕のトーストもあるからたくさん食べておくれ」


とりあえずノエルさんのだけ食べておいた。

師匠は泣きそうな顔をしてたが知らん、毎朝あのトーストだったんだから許して欲しい。


「さぁルイくん今日は厳しくいくよ?この魔術は僕が開発したものでね、人に教えるのは初めてなんだ」


なんかやっと魔女っぽいとこでたなこの人、

なんならノエルさんの方が魔女っぽいぐらいだったし。


「それでどんな魔術なんですか?」


「重力を操る魔術さ」


なんか普通にありそうなんだが?もっと唱えるだけで即死みたいな感じかと思ってたんだけどな。


「おーすごいですね」


「本当に思っているのかい?」


まずい顔に出てたか。


「もちろんですよ師匠」


「とにかくこの重力を操る魔術は極ればなんだってできる魔術なんだ。特に戦闘面で役立つね」


重力を操るんだとすれば相手を押し潰したりできるのだろう。だが作った人ならば一味違った使い方も知ってるかもしれないな。


「例えばどんな場面で役立つんですか?」


「ルイくん、君がもしチームを組み戦闘に参加したとしよう。その場合移動手段はどうなる?」


普通に考えれば馬、もしくは徒歩だが。


「もしかして」


「そう!この重力操作を覚えれば画期的な移動手段となり得るんだ、端的に言えば空を飛ぶのさ。もちろんチームのメンバーにも付与できる!」


だけどそれには問題があるんじゃないか?


「しかしそれだと魔力の消費量がすごい上に、空中で動くための手段がないんじゃないですか?」


「だから限られた人にしか使えないんだよ。この魔術はね、ルイくんや僕みたいに魔力量が多くないと使えないんだ」


「俺の魔力量はそんなに多いんですか?」


「まぁ常人の10倍近いんじゃないかい?まぁ魔力量はその後の鍛錬である程度は増やせるけどね」


これはなんて言うか、この体に感謝しないといけないな。


「空中での移動についてだけど、これは実際に見せた方が分かりやすいかな?」


そう言うと師匠はふわっと浮かんだ。なるほど、確かに使い方によっては便利そうな魔術だな。


「無重力だからね、浮かびたいだけなら少し地面を蹴ってあげればいい。大事なのはここからだよ、よく見ててね」


まさか魔術の同時並行?師匠の足の裏に魔法陣が浮かんでいるのが見える。


「魔術ならなんでもいいってわけじゃないんだけどね...火、風、水ぐらいだったらいけるかな?」


『フレアジェット』


「うわっ!」


一気に熱風が襲ってくる、なるほどこれが空中での移動方法か。師匠は簡単にやってるけどめちゃくちゃ技術必要だぞこれ。


今の魔術ではるか上空に行った師匠が戻ってくる。


「よっと、どうだったかな?ルイくん」


「どうもこうもやってる事おかしいっていう自覚はないんですか?魔術の同時並行に加え足裏への魔術付与、複合魔術、正直俺にできるとは思えませんよ」


多分これ以外にも何かしらあるのだろうが、普通にわからない。本当に魔術に関しては天才なんだなこの人。


「大丈夫だよルイくん、何せ僕がついてるからね!1年もあれば十分だよ」


確かに師匠はすごいと思う、思うんだが人に教えるセンスはない気がするんだよな。


「それにほら、君と初めて会った日に言っただろう?僕は手加減なんてできないし、するつもりもない。って、だから死なないようについてきてね?ルイくん?」


師匠が笑う。この顔だけは本当に慣れないな、でもこれなら期待できそうだ。


「はい、よろしくお願いします。師匠」

結構ありがちですが、戦闘シーンは映えると思います


ノエルさんは使えませんがまた別で彼女しか使えない魔術を持っています、チートキャラですね。

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