プロローグ
素人です。
自分が理想とする作品を作りたいと思います。
今日はおれの妹とハワイ旅行に出発する日だ。
と言っても、おれは24歳で社会人。妹は7歳下で17歳。
両親は3年前に強盗に入られて、死んでしまった。運良くおれと妹は少し離れた祖母の家に泊まっていた時だったから、大丈夫だったが。
そういうこともあり、夏休みなのでハワイに行かないか聞いたらオッケーだったので、行くことにした。
「お兄ちゃん。あとどれくらいで着くの?」
「そうだなぁ。もうすぐだろ」
その時だった。
ドオォーンっ!
飛行機が大きく揺れた。
「お兄ちゃん!!何が起きたの!?」
「わからない!とりあえずしっかり捕まってろ!」
ふと左の窓を見たら、エンジンが凄い勢いで燃えていた。なぜこんなことが起こるんだ?
絶望と恐怖が心を支配していく。
機内アナウンスやら、パニックの乗客の声で奏でられた恐怖の音色はもうすぐ俺たちが死ぬことをはっきりと思わせるのに十分だった。
結菜に何もしてあげれなかったな。
「結菜。幸せにしてあげられなくてごめんな。」
ついそんなことを言ってしまう。
「お兄ちゃん。私はお兄ちゃんがいてくれて本当に良かったと思ってるんだよ?十分幸せだったよ?」
泣きながらそう言う結菜を見て、結菜だけでも助けられないのか?そう思っていた瞬間。
とてつもない衝撃で首がガクンとなったと同時に意識が途絶えた。