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転生したら魔王の放蕩息子な件 魔族の国の駄目な放蕩王子だから好きにさせてもらおう物語  作者: ぽてち
魔族の国の駄目な放蕩王子だから好きにさせてもらおう物語
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37「ランウネルとレケシウネ」

あとがき欄にYoutubeのURLを張ってみる事にしました。

文面からは音楽は聞こえません。

イメージ的として聞いてもらえばと思っています。

Youtubeからの無差別にチョイスしただけの紹介URLですから、

アフィリとは無関係です。

結構重複もありますが楽しんで頂ければ何よりです。

【ウンディーネ:ランウネルの場合】

セベイア姉さんがヘルトルの街で開かれたお祭りで、

魔族の王子が催した音楽を、聴いてきたと興奮していました。


魔族の王子がそんな事するんだろうか?

私は疑問だったのです。

世の中の良くない事に魔族が関わる事が多い。

そんな魔族の王子が、セベイア姉さんを喜ばす事をするんでしょうか。


セベイア姉さんは、魔族の王子の事業に協力したいと言っていたけど、

ヘルトルの街周辺の河の管理をする仕事を抜けられては困ります。

そんな理由で私にセベイア姉さんの代わりとして、

王子の事業に協力して欲しいとお願いされました。


魔族の王子は一体何を企んでいるのでしょう?

そう思う反面、嬉しそうに興奮するセベイア姉さんの心を虜にする音楽に興味を持ちました。

魔族の王子を紹介されましたが、邪悪な気配が無いのに不思議な気持ちがします。


私は恐る恐る魔族の王都にある王子の館を訪れ、彼の事業を説明してもらいました。

その時に聴いたのが私が初めて聴く音楽。

様々な種族が楽器を上手に奏でています。

その風景に感心したし、これがセベイア姉さんを夢中にさせた音楽なんだと理解出来ました。

セベイア姉さんは純粋に音楽に惚れたのだと解る気がします。


魔族のニホバル王子様は、私にも楽器を使って音楽を奏でて欲しいとの事。

楽器など触った事の無い私は、不安になりました。

館の皆さんのように、私には出来ないのです。


しかし、ニホバル王子様は不思議な楽器、いえあれは食器でしょう。

食器で音を奏でる可能性を見せてくれました。

私は最初は音を鳴らす事が出来ませんでしたが、手袋を渡され食器に触れると、

ニホバル王子様のように音が出せるじゃありませんか。


この瞬間、私にも音楽が出来るんだと思い始めました。

ニホバル王子様の事業に協力が出来る、

セベイア姉さんの願いを叶えられる。

そう思うと嬉や楽しさという良い感情が、心に沸き上がるのを感じます。


この瞬間、私は決心しました。

私はニホバル王子様に協力を惜しまないと。



【アルラウネ:レケシウネの場合】

あたしはレケシナ姉から株分けで増やされた姉妹、

いや本人の分体とでもいう存在。

レケシナが親株だけど、親子じゃない。


種から成長した訳じゃないからね。

だからレケシナを姉と呼ぶ。

レケシナ姉が何を考えて、思ってあたしを株分けしたか説明は不要だ。


レケシナの一部だったから、最初から全部知っている。


それにしても、ランウネルめ。

面白い食器を与えられて音楽を初めおった。

あたしには、それが出来ないけど、草笛なら出来るのさ。


でも草笛は色々な楽器に見劣りする。

少し悲しい気持ちでいたけど、ニホバルとルノアは、

そんなあたしの草笛を認めてくれた。

薬草以外に役に立つ事が出来るんだ。


あたしは嬉しかったね。

思わず御礼として、街中に種を蒔いてしまうくらいに。

そのうち、この街には雑草のように薬草が生えるだろうけど。


ニホバルはあたしとランウネルに部屋をくれた。

本音を言えば、風呂場1部屋あれば、あたしらには十分なのに。





アビスナはルリアと共に別邸を訪れた。


「兄上様ー、妖精さん、来た?」


「ああ、来たよ。 母様にも紹介しますね」


館の二階の奥の部屋に案内され、ドアを開ける。

風呂場の方から変な音がする。

ランウネルが楽器を触っているようだ。


「ランウネル、レケシウネ、今良いかな?」


「あ、ニホバル様、どうぞ」



「あらあら、本当に妖精さんに来てもらったのですね」


「ね?母様、すごいでしょ」


いや、忘れている様だけど、先にいるリャナンシーのルノアや、

バンシーのテナモゼも妖精の内なんだけど。

そんな訳で今更妖精に感激しなくても。


館に妖精が増えたからか、最近はブラウニー達まで走り回っているのが見える。

ブラウニー達は、館の清掃や補修、管理の仕事をしてくれているらしい。

何かお礼をしなくちゃと思うけど、どうすりゃ良いのか判らない。

やっぱ、妖精の事は妖精に聞くのが早そうだな。



やがてドワーフの親方から、各種グラスと水琴が届けられた。

水琴は音を調律しながら石板を削っていく。


「おっしゃ、これで良いかの?」


「良いでしょう、ランウネルに試し打ちしてもらいましょうかね」


ランウネルは両手を伸ばし、小さな水弾を打ち付ける。

うん良い調子だ。


音階が判って来たところで、曲を試してもらう。

もちろん曲名は『○の舞い』だ。


口三味線で曲を教えつつ、ルノアに才能を引上げて貰う。

ランウネルは水琴をマリンバのように演奏を始めた。

演奏をしているランウネル本人も驚いている様だけど。

これなら、水琴マリンバは交響楽団に組み込めそうだ。


各種グラスは音階を調律しながら、順次水の分量を決めていく。

決まった所で印を付けておく。

試し演奏をするランウネルの演奏は完璧に近づいた。


「ああ、セベイア姉さんの願い通り、ニホバル様の所に来て良かったです」


ランウネルは才能開花の喜びに嬉しそうだった。

レケシウネにも草笛で伴奏してもらうと、かなり様になる。

https://www.youtube.com/watch?v=VKYbqRxPWoE

<剣の舞>ハチャトゥリアン作曲


https://www.youtube.com/watch?v=dpZrtg9735o

葉笛Musical leaf-Beautiful Dreamer

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