表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら魔王の放蕩息子な件 魔族の国の駄目な放蕩王子だから好きにさせてもらおう物語  作者: ぽてち
魔族の国の駄目な放蕩王子だから好きにさせてもらおう物語
35/397

35「ヘルトルの街」

あとがき欄にYoutubeのURLを張ってみる事にしました。

文面からは音楽は聞こえません。

イメージ的として聞いてもらえばと思っています。

Youtubeからの無差別にチョイスしただけの紹介URLですから、

アフィリとは無関係です。

結構重複もありますが楽しんで頂ければ何よりです。

「そんならウンディーネの『セベイア』に頼めば良いんじゃないの?何で困っているだけなの?」


レケシナの疑問と提案の一言で、ヘルトルの街へ渡れる可能性が出てきた。



「ええーみんな音楽の関係者? 音楽って最近噂になってるアレ? あたしも聴きたーい。パミルアが行くなら、あたしも連れてって」


レケシナもしきりに聴きたがっている。

牛や豚、鶏から野菜、酒に至るまで音楽を聴かせると、味が良くなるって話を前世で聞いた事があるな。

酒については酒そのものじゃなく、酒を造る麹菌に聴かせるらしいけど。

薬草の妖精のレケシナも聴きたがるという事は、あながち間違った事じゃないのかも。



「セベイアー! セベイアー! いるんでしょ? セベイアー!」


パミルアとレケシナが水面に向かって、大声でウンディーネを呼び始めた。


「うるっさいなー、何わたしん家の前で大声出してんのさ」


ウンディーネのセベイアが、眠そうな顔で不機嫌そうに現れた。

彼女は水の精霊だ。水関係の事なら専門家だろうと想像はつく。

容姿はロングヘアーのスリムな女性だが、透明な水で出来ている感じで、柔らかい水晶の像のようにも見える。


「この人たちヘルトルの街へ行きたいんだって、だから協力して欲しいんだー」


「この洪水はねぇ、大地に栄養を与えるために、もう少し馴染ませなきゃいけないの、だから駄目よ」


「そんなぁー。それじゃぁ何時までたっても私達音楽聴けないじゃん」


「音楽?」


「最近流行ってるんだよー。聴いてると気持ち良いんだからー」


「何それ」


「この人たちが音楽の関係者で、ヘルトルの街で公演するらしいのー、だから困ってるんだよー」


「その音楽とやら、私も聴いて良いの?」


「きっと聴かせてくれるよ、だからセベイアも来たら良いじゃん」


「もう、しょうがないなぁ。じゃあ、後三日待ってくれる?」


うーん、妖精ネットワークって凄いな。

この洪水もケルピーも三日で退いて行くのか。




洪水の水が退くと、人々の行き来が始まった。

道はまだぬかるんでいるが、ヘルトルの街の人達には年中行事の様子。

ある程度判っているから、それなりに食料や水の備蓄は有る。

それでも数日の洪水で不足してくるから、水が退いた後は人々の往来は忙しくなる。


俺達一行の馬車は宿場町ゾデロンを出発だ。

パミルア、レケシナ、セベイアの三名の妖精・精霊たちも同行する。


レケシナはセベイアの肩に乗って、足を突っ込んで水を補給しているように見える。

これはたぶん水耕栽培ってやつかな。

ウンディーネのセベイアの座っている所は、水に濡れる事は無いようだ。

どうなっているのか解らないけど、水の精霊は伊達じゃないという事かも。




こうして俺たちはやっとヘルトルの街に入場する事が出来たのだった。

この街での公演予定は、交響曲楽団、セイレーン歌手のテルクシオペとパルテノペの歌謡曲、オーガの和太鼓セッション。

細かい交渉はこれから街長のノクスと詰めていく事になるから、開演は三日後になる。

パミルア、レケシナ、セベイアは会場設営に興味津々の様子。



三日後、ヘルトルの街では洪水明けの音楽祭という事で、洪水時の鬱憤を祭りで晴らす事になった。

音楽はどこの街でも評判が良い。

当然、ヘルトルの街でも好評を博し人気が出た。

街長のノクスの要望で今後は毎年この時期、洪水明けの晴れた日に祭りを開き公演する事に決まった。


「ほう、ほう、セイレーンも歌うのか」


「音楽って良いじゃん、あたしも楽器が出来たらなぁ、草笛じゃ入れてくれないかな」


「なるほど、これは良い。私も参加したいが、仕事があるからなぁ」


パミルア、レケシナ、セベイアも感化されたみたいだ。

セベイアは体全体、スピーカーのように波紋を広げて聞き入っている様子。

音の波が水面に波紋を広げているようだ。



「ニホバル殿」


セベイアに呼び止められた。


「私も音楽が気に入った。参加したくても仕事があるから私は無理だけど、妹のランウネルを遣わしたいと思う。何か水に関わる楽器は有る?」


セベイアは音楽に関わりたくなったようだ。


「しかし水に関わる楽器ねぇ」


うーん…水琴とかグラスハープなら関係あるかな。


水琴というのは、薄い石の板に水滴が当たって音が出る物で、洞窟内で良い音を出す。

本当の水琴は洞窟や壷に水が張ってあり、落ちる水滴が中で反響するんだけど。

それを楽器として成り立たせるアイデアを俺は知らない。

グラスハープは、薄いガラスのコップに水を入れ調律して、音楽を鳴らす物だ。結構幻想的な音を出す。


ザウィハーに帰ったら試作してみるかね。

セベイアの妹さんのランウネルは、俺たちが帰都した後に、ザウィハーに来て貰う事にしようか。

何でも水を伝って移動するから、何処へでもすぐに行けるらしい。



公演が終わり、帰り際にセベイア達の妹さんを紹介された。

セベイアの妹さんの名はランウネル。

よく似た容姿で、透明な水で出来て柔らかい氷の像のような妹さん。


そして彼女の肩には、レケシナの妹さんのレケシウネ。

彼女はレケシナが株分けした妹だと言う。

道理でそっくりな訳だ。草笛が出来るらしい。微妙だ。

交響曲楽団、


https://www.youtube.com/watch?v=ODeNHRtVNO4

交響楽団 Bolero (Gergiev)


https://www.youtube.com/watch?v=BZ6vLfgCVAU

サンダーバード・マーチ / 広上淳一指揮 東京ガーデン・オーケストラ



セイレーン歌手のテルクシオペとパルテノペの歌謡曲、

https://www.youtube.com/watch?v=9tFpk_vJVqc

コールミー  ブロンディ


https://www.youtube.com/watch?v=EN9YJQQHQPQ

シルヴィ・バルタン あなたのとりこ



オーガの和太鼓セッション


https://www.youtube.com/watch?v=ZagsLrNzg3I

林英哲 / 海の豊饒(和太鼓アンサンブル)


https://www.youtube.com/watch?v=dj0F-MmPNLk

鬼太鼓座 - 大太鼓  ONDEKOZA - OODAIKO  2011/07/18_3.mpg



https://www.youtube.com/watch?v=yeQr0sJNXbM

響き日本一の水琴窟 鳥取県 三徳山三佛寺

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ