第1話 二人の異性
あなたは『運命』というものを信じますか。
私は信じています。
高校一年の夏、私はLIMEの高校のグループで知り合った先輩の事が気になっていた。私は先輩の声と口癖しか知らない。先輩の口癖は『うっせーよ笑』だ。これは照れてる時や友達とじゃれあってる時によく出てくる言葉らしい。しかしこんな仲良くなって今更『名前教えてください‼︎‼︎』なんて言える勇気なんかない。だから知らないのだ。
私にはもう一人気になっている人がいる。それはグラウンドで走り回ってる男の人だ。その人は体育や昼休みなど良くバスケをしてるからバスケ部ぽい。その人は先輩によく似ている。だけどそんなはずないと毎日自分に言い聞かせてる。
だけどなにか心の中がモヤモヤする。その原因を考えていた。
そして夜、先輩と久しぶりに電話をした。
『よぉ。元気か?』
相変わらず低音ボイスでゆったりとした口調だ。
『はい。元気ですよ』
私はいつも通りに答えたつもりだった。しかし
『お前、今日何かあったのか?』
『っ‼︎‼︎‼︎‼︎』
先輩にはバレバレだったらしい。先輩にこの事を打ち明けた。すると
『お前、好きな人いるのか‼︎応援するぞ!』
想像と全く反対の答えだった。
『あ。ありがとうございます。』
と言って電話を切った。
次の日の朝信じられない事態が起きた。