口裂け乙女《下》
「私、綺麗?」
「――! ……ああ、綺麗だ。今も昔も変わらず、ずっと」
あとがき
こんにちは初めまして、たしぎ はくと申します。普段はネットに生息しておりますので、もしかしたら見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。なお、同タイトルをネットにも投稿しているかと思われます。ほとんど同じですが、細部が微妙に違うので、もし興味のある方がおられましたら、「たしぎ はく」あるいは「口裂け乙女」で検索してくださいませ。
それでは内容について少し。
口裂け女にナンパ野郎をぶつけたらどうなるんだろう、そう思ったのが最初でした。今回のテーマは約束とのことでしたが、今あとがきを書いている段階で思い出し、あわてて書き直してきたことは秘密です。解釈は自由ダヨネ!
僕は普段、流血しまくりグロありまくり恐怖あおりまくりのホラー、あるいはライトノベル崩れのファンタジー、SFを書いているのですが、今回は初めて「恋愛(笑)」というものを書きました。お楽しみいただけましたら幸いです。
それでは紙幅も尽きてきましたし、今から少し所用(推敲)がありますので、これにて。
口裂け女を口開け女と打ち間違えたのは秘密 たしぎ はく
校閲の段階でチェックがついた用語に説明をのコーナー
※盲目的……愛情や情熱、衝動などによって、理性的な判断ができないさま(トランス辞書参考)
※牛に引かれて善光寺詣り……偶然良いことに導かれるさま




