入学式の朝
気持ちのいい春の朝のことでした。
美優「・・・ん??・・・ああああああああ!!!!」
こんにちは!私、真島美優!今日は高校の入学式!なんだけど・・・遅刻しそうーーーーーーーー!
ただ今の時間は8時30分。入学式は8時40分から!やばいよぉ・・・・
母「美優ーー起きなさーい!朝ごはん、冷めちゃう前に食べてしまってね!今日から高校生なんだから、いきなり遅刻しないでね!」
美優「分かってるよぉ・・・」
今日の朝ごはんは私の大好きなわかめのお味噌汁と白ご飯!でも・・・
美優「食べてたら遅れるから、もう行くね!」
母「いってらっしゃい!」
はぁぁぁぁ・・・走れぇぇぇぇぇぇーーーーーーー
悠太「おい!高校生なっても遅刻かぁ?バッカだなあ!」
美優「そういってる悠太だって遅刻じゃん!」
こいつは梶山悠太!小さいころからのケンカ友達?みたいなやつ!いわゆる幼馴染。
いっつも私のことをからかってくる!ひどいよね!
悠太「オレは自転車だし!せいぜいマラソン頑張れよ!」
はぁ・・・学校行きたくなくなってきたよ・・・
~5分後~
ふぅぅぅ・・・やっと着いたぁぁぁぁぁぁ!
麻友希「おはよう!おんなじクラスだね!今年もよろしくね^^」
麻友希は私の大親友!小学校のころからずっと仲良し!
なんと麻友希は有名な、高見沢財閥のお嬢様!
私みたいな平々凡々のおうちとは大違い!
さてさて・・・今の時間は?
8じ39分?!あと1分で遅刻じゃん!奇跡って起こるもんだねぇ・・・!
先生「席に着けー!高校生活初めてのホームルーム始めるぞー!」
グルルルルルル・・・
美優「お腹鳴っちゃった・・・ちゃんと朝ごはん、食べればよかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
先生「真島!真島!真島美優!ホームルーム中だぞ!なにボーっとしてるんだ?」
美優「はっ!すいません・・・」
ふぅぅぅぅぅ・・・なにやってるんだぁぁぁぁぁ 私のバカァァァァァ
~1時間後~
麻友希「美優!美優!」
美優「はっ・・・ごめん・・・ボーっとしてた」
麻友希「大丈夫?今日ボーっとしてばっかだよ?」
美優「うん!大丈夫!」
このころの私は私の体のなかで起こっている、小さな変化に気付いていませんでした。