2)幼稚園での様子
英語→日本語の専門用語について確信が持てない部分があるため、おかしなところがあることと思います。
お気づきのことがありましたらご指摘お願いいたします。
秋から冬にかけて。
Early childhood consultant(幼児期教育相談員/専門医)が幼児教室を訪問する。
この専門家とはお会いしてないけれど、翌日幼児教室の先生からお声がけされる。
「言語発達障害の心配がある。時間を設けて幼児教室の先生と話してください」
ということで、先生たちとの面談の前に渡された3歳児〜4歳児の発達についての質問表を渡される。
内容は以下の通りでした。
(参考までに、なので読み飛ばして大丈夫です。)
○3歳児用○
家族なら十分通じるくらいにははっきりお話ししますか
2段階もしくは3段階の指示を理解しますか
5つ以上の単語を使った文章を話しますか
大きい、汚れた、熱い、濡れた、など物事を表す言葉を理解して使っていますか
手すりを使って階段を上ることができますか
片足だけで短い間立つことができますか
ボールを投げたとき、前方に少なくとも1メートル飛ばすことができますか
ビンの蓋を開けたり、ドアノブを捻ったりできますか
本のページを1ページずつめくることができますか
動きや言葉を交えてごっこ遊びができますか
服の着脱が手助けを受けながらできますか
おもちゃや本の貸し借りがたまにはできますか
言葉や行動で愛情表現ができますか
他の子どもたちと居心地よく一緒に遊べますか
両親の頼みごとを半分は協力的にききますか
音楽や読み聞かせを5〜10分あなたと一緒に聞いていられますか
挨拶するよう促されたとき、友達や知り合いの大人に挨拶できますか
○4歳児用○
3段階の指示や長い文章を理解しますか
童謡や子ども向けのライムの歌を歌いますか
たくさんの質問をしたり、また質問に答えたりしますか
ほとんど繰り返したり噛んだりせずに、理解するのにじゅうぶんなほどはっきりしゃべることができますか
起承転結のあるお話をしゃべりますか
色を指定したとき、4色を見分けることができますか
絵を見せたとき、絵について説明できますか
階段を使うとき、足を交互に一段ずつ上り下りができますか
支えなしで、1〜3秒片足で立っていられますか
片足でけんけん飛びができますか
腕を広げて大きなボールを受け止めることができますか
ハサミで紙を切れますか
人物の絵を描くとき、体の部位を3つ以上描けますか
クレヨンやえんぴつを正しく持てますか
ボタンの留め外しやジッパーの上げ下げをできますか
日中トイレを使えますか
泣いている人をなぐさめようとしますか
他の子どもの近くで、自分のやっていることを続けながら、話しかけて遊ぼうとしますか
大人の顔を見て許可を得ようとしますか
以上です。
これらができるかチェック項目に印をつけて、いよいよ先生たちとの面談に臨みます。
面談の間、Mくんは自由に教室内で遊んでいました。
Mくんの学校での様子を説明された後、家ではどうか聞き取りされました。
親の指示通りに動けるか、質問には答えを返すかなど具体的な例を挙げて質問と回答を繰り返す。
日本語だとMくんは質問に対しての答えを返すことはあるけど、英語だと耳で聞いた文をそのまま繰り返すだけなのが不思議……。
例えば、Mくんが(日本語で)「お腹空いた」と言ったときに私は「ご飯(お米)とパンどっちがいい?」と聞いたらMくんはどちらかを選んで答える。けれど英語ではそれができていない。
朝の着替えのときも「どのズボンがいい? 選んで出して」と言うとMくんはタンスの引き出し開いて好きなの選ぶ。
ところが幼児教室では様子が違うらしい。周囲が手を洗ったあとに上着を脱いで靴を上履きに履き替えて……としているが、Mくんはぼーっと立ってるだけで、先生が一から口で指示して促さないと行動しない。
幼児教室から帰ったら、家では何も言わなくても勝手にポイポイ靴脱いでバックパック下ろして帽子脱いで「お手て洗う」と洗面所に自ら向かって行くので知らなかった……。
英語の理解度の問題もあるけれど、ちょっとはわかってるはずなんだけど……。
まだ先生たちと打ち解けてないのかな?
幼児教室から帰るときには必ず「がっこう楽しかった」と言っている。私が「よかったね。教室でなにしたの?」と聞くと何も返ってこないけれど。
と、ここからもう兆候は出ていたのですね……。
面談の結果、先生たちも信頼している発達障害の専門家を紹介していただくことで落ち着いた。
先生たちの実子もお世話になった方で、よくあることだからね、とたびたび話の途中で安心させてくれる言葉をかけてくださってました。
(本気で泣きそうなのを堪えていた私。)
いまは複数の先生がいるから一人ひとり時間をかけてお手伝いすることもできているけれど、翌年の幼稚園(Kindergarten)ではひとクラス(幼児20人ほど)につき先生はひとりだから、先生の言葉での指示を理解できないようではMくん自身が困る、治療していきましょうと。
周りの子たちが上着脱いだり手を洗ったりしてるのに、それを真似しようとか流れに乗ってやろうとしないことが気がかり。
自分ひとりで靴や上着の着脱もできるけど、先生が引っ張っていかないとロッカーまで行けなかったりする。
普通なら息苦しいだろうと思われる上着のジッパーを上まできっちり上げる子はMくんだけだと驚き混じりに笑ってくださったのはなごんだ。後から思えば自閉症特有の「こだわり」の一種なのかしら。
遊ぶときも一人を好む。とくに問題ではないけれど、他の子が隣に来たら避ける傾向がある。まだおもちゃの共有ができる段階ではないが、隣あって座って遊ぶことはする年齢。
つまり集団生活ができないと。
さて、急いで療育機関を探さなくてはなりません。
幼児教室に来てくれていた相談員から紹介された機関、またそれとは別にプライベートで利用できる自閉症の支援団体に片っ端から連絡するも、来年からしか予定が空いていないやら顧客がいっぱいで空きがないという返事が来て、年内は何もできない状態に。
正直クリスマス前という時期が悪かった。
なんとか1月中に何件か相談する予定を取り付けました。
年が明けて。
発達障害の相談員さんの家庭訪問がありました。
2時間ほど家で過ごしてくださった。
Mくんと遊びつつ、参考になる本とか教えてもらったり、Mくんのどんなところが気になるとか一通りのんびりしつつ話した。
自閉症の検査($4,000/ 430,000円ほどかかるが、自閉症の診断が降りたら国から返還されるとか)とともに聴覚検査を勧められる。万が一、何らかの原因で難聴になっており指示も理解できてない例もなくはないため。
場合によっては幼稚園に入る時期を一年遅らせることもできる。
自分でも軽く気になったから調べていたけれど、自閉症と見られる症状が出ていても自閉症だとは限らない(前エピソードでも言いましたが)。
よくよく考えなくとも、広義で病気とは「日常生活に不便が生じている」状態を指すのだから、もう我が子は集団生活をまともに送れていないという点ですでに病気だったんでしょうね。
余談。
相談員さんは生まれながらにして(としか思えないくらい)子どもに好かれるタイプなんだなーと感じた。
Mくんが自ら話しかけておもちゃとか見せてる……キャッチボール投げる相手に選んでる……!こんな姿見たことない……!
人見知りをするうちの子が家(自分のテリトリー内)とはいえ親しかいない状況同然に自然にのびのび過ごしているの、ちょっと信じがたかった。
「子どもと接する仕事してるせいもありますから」とは言ってたけども、ここまでくると才能としか思えない。備わった能力としか言いようがない。
ちょっと(私にとって)不思議体験でした。




