1 9,怪盗の計画
「…なんかないですか檸檬様ぁ」
と伊予何もアイデアが浮かばないからか、泣きついてこられた。
…様付けられて呼ばれるの苦手なんだけどなあ
「うーん…あっあるにはあるよ!」
「何々⁉教えて!…ください‼檸檬様!」
「教えてあげるから様付けやめて。」
「…」
圭は助けてはくれない。あきらめている表情な気がする。
さすが十四年一緒にいるだけあるって感じだ。
…だんだん表情が読めるようになってきた気がする。
「お兄ちゃんは檸檬の考えてることわかんない?」
「…犯罪っていえば犯罪になるがまあ、ギリギリか。」
あってるなぁ…圭にはかなわない、か。
「わかったの⁉教え…」
「ご飯だよ~」
伊予の言葉を遮るように、蜜柑さんの朝ごはんを知らせる声が一階から聞こえてくる。
「「「…」」」
三人で明らかに不満な顔をドアに向かって見せている
「タイミング悪いなぁ」
と伊予。
「…」
何も言わないけど明らかに不満な圭
「…まあご飯終わったら話してあげるから。ね?」
「そーだね。先にご飯食べちゃおう。朝ごはん何かな~」
と言いつつ、明らかに不機嫌な伊予。
「あ。檸檬の鼻で分かんない?」
「わかるけど。」
クン
「何かわかった?」
「もちろん。―――ただ、教えてあげない。」
「えぇっ」
「すぐわかるでしょ。じゃあ…ヒント、伊予の好物ってだけ教えてあげる。」
「私の好きな食べ物?…って好物って動物みたいな扱い⁉」
「猪みたいだもんな」
「お~に~い~ちゃ~ん?たまにしか開かない口を悪口に使うのはどうかと思うなぁ」
そういう会話を交えつつ、私と、伊予と、圭は一階へ向かった。
「やほ~伊予だよ!」
今回、伊予に来てもらいました!
「た~」
今回猪って呼ばれてたね。
「ほんとに失礼しちゃう。」
ただ伊予の娘に『よっ突進猪、猪突猛進(よっとっしんいのしし、ちょとつもうしん)』って言われるのは、また別の話だけど
「ええっ⁉そんなこと言われるの⁉っていうか娘⁉…どこまでユイカちゃんお話考えているの⁉」
そうだよ、娘だよ、あとは、檸檬の従兄の話、檸檬の小二からの友達の話、檸檬の娘の話、まだ未定なんだけど、ヴァンパイアの話、いったん離れてエルフの話、最近考えてる九歳差の二人のお話、その二人の五年後の話…かな?
「ちょっとちょっと考えすぎ‼」
エルフの話以外は全部檸檬たちに関係してくるよ♡
「ブクマ、星五、イイネ、コメントどれ一つでも励み!楽しみに待ってます」
じゃーね
「またね!」
翆雨、霧雨、小雨の関係(飛ばしても可)
翆雨ユイカは私たちを動かし、話を考える、単なる存在する人の名前を変えただけ。
霧雨結華は、陽キャの時の私。まあ小4当たりかしら。のキャラ。
小雨ゆいかは、一番暗かった時、小5の終わり当たりのキャラ。
と言っても年齢は変わっていて、小雨は高1、霧雨は中3。翆雨は小6。あたりまえだけど、全員四月に進級する。
いつか霧雨の兄弟の話も書きたいなって思ってます。(十六人兄弟です。※公開しているのは十二人だけですが)
「だからどんだけ話考えてるの⁉」
あら、まだいたの。