1 8,伊予からのハチャメチャな提案
檸檬視点に戻ります
大きな秘密を話したっ翌日私はいつも通り六時に起きた。
もちろん。ランニングのためだ。
私と伊予は相部屋で、起こさないように着替えるといきなり
「けーきぃ」
という寝言が聞こえてきて、吹き出しそうになってしまった。
これ以上この部屋にいると、笑ってしまいそうで、早く出発することにした。
あっ。蜜柑さんにはいつも、ランニングに行くことは伝えてあるからね。
外は六時台で、十二月二十三の今日はとても暗い。
ただ、晴れていれば星が見えるので、この時間帯は結構好きだ。
ランニングと言ってもこの街にはそんなに知っているわけではない。
まあ、これから走るコースきめという方のが、正しいのかもしれない。
後、途中二三個上の男の子とすれ違った。狐の気配がする男の子だった。
感じたことのあるような気配だったが思い出せない。
三人共同の勉強部屋に帰ってくると伊予は漫画。圭はパソコンを触っていた。
私が電子書籍を読もうと、スマホを持つと、伊予から
「私たち三人で、怪盗しない?」
急すぎて独り言かと思ったが、本気な感じがする。
ちなみにこの提案をしたのは、おそらく漫画が怪盗ものだったからだろう。
その提案の後に圭が手を止めて、
「面白そうだな」
といった。
圭にしてはびっくりする答えだった。
さすが双子というところか。普段は似ていないが、似ているところもあるんだなあ。
「…まあいいんじゃない?」
というと、一瞬驚いた顔をしたが、すぐパアァッと明るい顔になって、
「三人で怪盗やるぞー!」
そう言ってたくさん息を吸って、一人で
「お~」
と言った
もう一回言う。一人でだ。
もちろん伊予の次に発する声は
「なんで返事してくれないの⁉」
「メンヘラ彼女みたいな返事だな。」
「そーそー。怖いよぉ?」
「ひどッ」
「ところで何を盗む気だ?」
「え?」
「ま。大体は犯罪ね。」
「……」
“拝啓
親愛なる読者様こんにちは。少しずつ寒くなり、クリスマスイブでございますね。
読者様方には作者、翆雨ユイカがお世話になっております。霧雨結華でごさいます。
あら。私の名前を知っているって方いたらうれしいですね。
突然ではございますが、皆様はクリぼっちですか?
ユーチューバー様方がクリぼっち組が泣いている動画もちょくちょく拝見させていただいています。
こんなこと言うのであればクリぼっちではないと?
ええ。小六に関係ありません。毎年家族とケーキを食べ、プレゼントをサンタ様からもらっております。
あ。正体は知っておりますよ?さすがに。
ただ気づいてない可能性もありますので小六の保護者様これからもプレゼントを渡してあげてくださいね?
ゆ~い~か~?人の後書き盗まないで?
終わりぐらい書かせろよお!
結華は本格的カラオケアプリ、Pokekaraにて名前、“ユイカ„で活動しています!
私、翆雨ユイカと、霧雨結華、そしてもう一人、小雨ゆいかの関係は長いからまた今度。
はい。出てきたって事は、言いたいって事ね?
…ブクマとか励みになる!よろしくね!
ザツッ
うるさいわ!