1 6,圭の疑いと、天才二人
伊予視点です。
「普段は人間の姿ってことは檸檬の姿も変わるのか」
という兄・圭からの質問。私・伊予はもう狐の妖なんじゃないのかなって思っている。
でも――
お兄ちゃんはそうじゃないみたい。
「…もちろん。」
その返事の後に檸檬は気が付いたら、私たちと同じで、綺麗なエメラルドグリーンの髪と瞳から
左目がサンフラワー、和名、向日葵色の訳語。
髪はカナリーイエロー。カナリアの羽の色だね。
……簡単に言うならばどっちも黄色だね。
って説明していたら耳も尻尾も生えている!
「…動くのか?」
「もちろん。」
「!じゃあ指示に従って動いて!」
と言ったら
「いいよ。」
「上下右右左と見せかけやっぱ上!」
「からの58 astetta oikealta vinosti vasemman yläpuolelle!」
※フィンランド語
「「なんて⁉」」
私と、母・蜜柑とともに突っ込んでしまった。
だけど檸檬は
「…やめとく。」
と言って指示に従わなかった。
「…いやなんでもない。」
「今のは左斜め上からの右から58度。わざわざフィンランド語じゃなくても。」
「…」
「まあ。機械の可能性も考えたわけね。圭ならそこまで考えるのが妥当よね。」
「フィンランド語ぉ?」
お兄ちゃんってフィンランド語出来たの⁉
「にしてもびっくりね…圭が頭いいのは知っていたけど、ここまでとは。」
「蜜柑さん覚えてます?小三の終わりぐらいに、毎日この家に来ていたの。」
「…そうだったわね。」
「その時に圭に、アラビア語、ポーランド語を習ったんですよ?」
「「・・・⁉」」
檸檬の放つ言葉が意味わからなくて声も出さずに二人で驚いた。
「まあただフィンランド語は習ってないから、答えないが正解な気がし。」
そんな二人の会話にあっけにとられながらまたね~
こんちゃちゃちゃのちゃ!
翆雨ユイカだよ!
今回グーグル翻訳に頼ったんですけどあってます?
伊予が色に詳しいのは触れないでね!
面白いって思った?感謝!
次回もよろしく!