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4 58,部屋割り‼

翆 「ま……混ざる……」

霧 「何と?」

翆 「え?別のお話と。」

霧 「あ~今、新しい話書いてるんだっけ?」

翆 「そう‼入学したばかりで滅茶苦茶かぶっていてわからなくなる=書けない。」

小 「やる気スイッチオン。」

霧 「小雨⁉」

翆 「おっしゃ‼頑張るぞ‼」




 入学式を終えて、写真撮影もすました後、私たちは教室に戻ってきた。

 体育館に行く前に先生の挨拶があった。


 斎藤(さいとう)先生。

 担当教科は理科。


 「さて。皆さん。簡単な自己紹介をしてもらいましょうか。先生、面白いものを考えてきたんです。」


 面白いもの?


 「自己紹介の内容は名前と出身地、好きな物。中学で頑張りたいものとあと一つ。自由に言っていただきたいです。が、ここで。前の人が言ったテーマをいってはいけないというルールを追加します。」


 なるほど。

 だから最初の人が好きな動物をいったら、後の人は「好きな動物」というテーマを言ってはいけないというものか。


 「さて一番最初は誰になるかな?青田(あおた)君と若木(わかぎ)さんででジャンケンでも話し合いでもいいので決めちゃってください。」


 お。

 一番初めは緊張するけど、一番最後も嫌だなって思っちゃうね。


 というわけでジャンケンの結果青田君から。


 「え~青田健斗(けんと)です。出身地は埼玉です。好きな物……はモフモフです。中学では………そうですね苦手教科を克服出来たらと思います。嫌いな食べ物はニガウリ(ゴーヤ)です。」


 「ゴーヤね。苦いよね~。先生も今だに食べられない。次石井(いしい)さん」


 「はい。石井真美子です。好きなものは絵を描くことで、中学では人とあんばよう(上手に)話すことができるようになりたいです。好きな給食は揚げパンです。あ。出身は愛知です。」


 あんばよう……名古屋の方言だね。


 「愛知ですか!先生も一年住んでいたことがあります。次―――――――」


 そんな感じで一人一人の事にコメントを付けてくれた。


 結実(ゆい)ちゃんと祐太郎(ゆうたろう)くんは二人とも大阪出身でどちらも運動が好き。

 結実ちゃんは寝ることが好き、祐太郎くんは小5のころ(バツゲームで)逆立ちしたまま町内三周したことがあるそう。

 悪口に聞こえるかもだけど化け物級の体力。

 もはや人間とは思えない。※人間です。


 「次。孤月さん。」


 「はい。孤月檸檬です。出身は………」


 あれ?出身ってどこなんだろう。

 生まれたところは大阪で二年住んでたけど、そのあとは神奈川で最近埼玉に引っ越してきたんだよな。でも、いま本籍は東京だし……。


 「そうですね。出生地と今住んでいる場所が違うと答えずらいですよね。この場合一番長く住んでいた方同じぐらいなら最近の方でいいのじゃないでしょうか。」


 「なら神奈川です。好きなことは演技です。え~苦手なタイプは時間がないのに意地悪で引き留めてくるような人です。」


 「なるほど……なんか、すごい「この人だっ」と言わんばかりの言い方ですね。」


 「あ。」


 しまった朝のアオの事で……。


 「別にこの教室にはそういう事をされたわけではないので。」


 「ならよかったです。次――――」


+*+


 「配布物もこれで最後です。もうすぐ帰宅になりますが、最後に一点。皆さんの部屋割りを発表したいと思います。」


 部屋割り?

 修学旅行とかあったっけ?


 「部屋割り。今から説明しますね。我が校の校長が考えた寮制度なのですがひっ――――――――――――状に特殊でして……」


 おとなしい先生だったから一瞬時が止まったのかと思った。


 「学年性別関係なしに部屋割りがされます。」


 「⁉」


 「しかも同学年の同姓は部屋の中にいません。」


 「⁉⁉」


 「食堂はありますが、部屋の掃除、洗濯は自分たちでする(プラス)今日から引っ越しです。」


 「⁉⁉⁉⁉」


 うん。

 校長先生やりすぎ。

 いや、仲良し会~とか……じゃ収まらないか。


 入学式の時ですら感じるピリピリ感。


 普通の人間にはわからないと思う。

 だからと言って普通の妖に分かるわけでもない。

 人に見られる立場が感じ取れる周りの空気。


 それがどうも恐ろしい具合にピリピリ超えてビリビリ。


 お父さんと叔父様と叔母様が静かに喧嘩をしているところは見たことあったけど、それと同等ぐらいの威圧感があった。


 「あ。部屋割りの仕方としては皆さんに受けてもらった入学前の各ご家庭のお手紙のアンケート。それをもとに部屋割りがしてあります。誰か一人は仲良くなれる人がいるはずです。一年同じ部屋で過ごす予定なので、仲良くしてくださいね!」


 その後部屋番号が読み上げられていった。


 仲が悪いというのは公表されなかった。

 まあ、部屋についたらそれぞれ感じるだろうし、中が悪いとはいえ、人の心がないわけではないと思う。


 仲良くできるように頑張ろう。


 ちなみに私は四〇八号室。


 どんな人が同部屋になるかワクワクと不安を背負って学校から一キロほど先の寮に足を踏み入れた。

翆 「いやぁ楽しい!」

小 「期末が?」

翆 「なわけあるか。執筆だよ執筆。全然かけてなかったし。」

小 「あぁ。つまんねーの。狂人になればよかったのに。」

翆 「ほう。狂人に?よろしい。次回の後書きで狂人になってやりましょう。」

霧 「翆雨⁉無理しなくていいんだからね!?」

(次の日の)翆 「今なら取り消し間に合うか⁉」

小 「なし。」


眠さのゆえに変なことを描いた翆雨であった。

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