3 51,いよいよ凸ります‼
で。あそこ(3 45,私立前川中央高等学校付属中学の校長センセの最初に戻ってきます。)
「階段キツ~」
そう言いながらあせもそんなに流さず楽しそうな笑顔で階段を駆け上るI。
のんきなこと言っている場合かな……。
「よく考えればあいつが居ったんはこれを予想してたからなんかな……?」
同じく階段を駆け上りながら右手を顎に当てて考えるE。
おそらくあっている。Eの事が正しいなら圭があの黒い服の団体を見ていたのも納得だ。
「で。一番体力が少ない僕が⁉」
私は今、クイズの受付を担当してくれた楓芽くんをおんぶして二人と同じ階段を駆け上っている。
『そこから分かれる。IとEはそこの階に行け。あとで合流する。Rはそのまま上り続けろ。』
まだのぼるの⁉
それは少し前。エレベーターから降りたあたりからだ。Kがある違和感に気づいたからおんぶをしている。
『R。楓芽は捻挫をしているかもしれない。聞いてみろ。』
「……楓芽くん。もしかして、足とか捻った?」
「…うん。でも大丈夫だよ。だから置いてかないで!」
「置いてかない。大丈夫。でも、無理しないで。捻挫を甘く見ちゃだめだから。これからはおんぶしていくから乗って。」
私は楓芽くんに背を向けてしゃがむ。
「ごめんなさい…………。」
「ちゃんと謝れて偉い。」
頭をなでると恥ずかしそうに照れてる楓芽くん。
可愛い。
「じゃ。いくで。」
周りを見ていたEが合図する。
それで階段駆け上がり地獄に突入します。
「はあはあはあ」
「お姉さん大丈夫?」
「こんなに……階段駆け上ったのは…はあっ…初めて……だよ」
私は両ひざに両手を乗せて少し休憩する。
するとガタッと上の方で音がしたとともに「ヤベッ」という声が聞こえた。
声の質的に変声期ごろの男子の声だ。
上には換気扇があり、頑張れば人一人通れる。
……頑張れば。
でも、新しくできたばっかだし、ほこりも虫もいないだろう。
『気にしている時間はない。警戒しながら進め。話せていなかったが、この事件は藤森家が事件に巻き込まれたから起きた。』
「………………」
富豪や会社、政府などが人に恨まれることはないわけではない。最悪殺されることもある。
色んな考えを持つ沢山の国民に見られる立場にあるから仕方ないと言えば仕方ない。
その人が悪いことをしたなら納得は行く。悪いことだけど。
でも、藤森家はそんなことはしていない。
社長が何度も会うのは信頼しているからだ。
しかも、跡継ぎ候補二人と狐の当主夫妻、自分の妻、妹夫妻を連れて宴会などよほどの信頼があるはずだ。
おそらくだが、一方的な逆恨みか勘違いか。
何があっても守れる尊い命が無くなるわけにはいかない。
だからここにいる。
『着いたな。その奥にいるはずだ。拳銃を持っている可能性がある。もうすぐ二人は来る。二人が到着するまで待機だが、人が着そうならそこの用具入れにかくして突っ込め。』
そう言われると一分もたたないうちに二人が来た。
「あったよぉ~」
「突っ込むで~」
……同じ階段を上ったはずなのに息が切れていない二人に尊敬。
「じゃあ行きましょう!」
『最初に中に入るのはEだ。後ろにRと楓芽が一緒に行く。隠れていけ。あと持ってきたものを楓芽に渡せ。』
私たちは頷くと扉の前に移動する。
『Iは上にまわって二人が注意をそらしている間に藤森家の三名の安全を確保しろ。』
Iは頷く。そうすると近くの換気扇に入って行った。
ドライバーは普段から持っとけとのKの指示だ。
「楓芽くん。今から中に入るけど、このお兄ちゃんの背中に隠れてて。怖いかもしれないけど声を出さないように。」
すると決心した表情で頷いてくれた。
それを見たEが
「いくで。」
と合図をした。
翆 「はあ。」
小 「お。子供がでっかい溜息付いてる。」
翆 「ヒドッ!違うよ違う!だってさ?法律上は明日からもう中学生なんだよ⁉ランドセルしょって黄色い帽子被ってもただの小学生コスプレの中学生になっちゃうんだよ⁉小学生として生きてきた六年間をなめるなぁ~」
小 「…分からなくもないか。五年半は小学生やってきたからな。」
霧 「うんうん。分かるよ~まだ三年しかやってないけど。」
翆 「そっか~二人とも年齢は小五と小三だもんね~。でも二人とも高一と中三だ……そっか明日から四月じゃん霧雨たちまだ二月最初⁉」
小、霧「応援ヨロ!頑張れ~」




