3 46.骨折りさんは安静にしてください‼
翆 「……これあとこれ含めて五回ぐらいで終わらせる感じ?キツ。」
氷 (がんばろう……!)(コミュ障過ぎて全然思ったこととか知ってることを口に出せないけど翆雨は全部わかる)
翆 「ありがと~」
「じゃあ校長先生僕たちはおつかいも頼まれていたので。」
圭が軽くお辞儀をしてその場から離れていく。
「失礼します。」
私も圭に続いてペコッとお辞儀をして追っかける。
「(無理だと思うけど)センセ!頑張ってください!」
と言いながら伊予もこちらに来る。
「ではまた四月に。」
素の蓮とも学校の蓮とも言える中途半端な態度で最後に蓮がついてくる。
そして少し離れたら、私は圭の前に立って
「どういう事⁉キテイちゃんて、あれだよね⁉辻村さん呼ばれたならやっぱり向こうは気づいてたって事⁉それが圭の来た理由⁉先に言いなさいよ!早く圭は帰って準備しなさい‼」
「ちょ…ちょっと待ってください!」
「一文にまとめすぎて何が何だか分からない!説明して!」
「あ…ごめん。圭は…指示するまでもない…か」
圭は私が先に帰っててという前にすたすた歩いて出口へ向かっている。小さな袋を渡して。
「…隠語って知ってる?特定の相手だけに伝わる暗号みたいなものなんだけど。ショッピングモールの店員さんだけわかる隠語として、サンリォのキテイちゃんが使われることがあるの。それの意味は……危険人物。」
「さっきのアナウンスは商品を除くと、危険人物が来ているのでこちらに来いという辻村へのアナウンスだったんですね。」
「そういう事。圭の動きから察するにその危険人物は来た時にいた黒い奴らだと思う。」
ヴヴ
と私のスマホがなって確認すると圭から
『つけろ』
とだけ来た。
(人使いが悪いんだから。)
「耳。耳。これから動くよ。」
「は~い」
そう言って伊予と蓮は怪盗用の圭お手製ワイヤレスイヤホンを耳につけた。
『Rからいろいろ聞いたな。トイレで早く着替えろ。運営側は何も言っていないがグリーンタワーが封鎖され、店員たちがバタバタしている。唯一向こうと繋がっているのは地下だけだ。そこを目指すぞ。』
「「「はい。」」」
『まず外に出ろ。店員の入り口から入ってそこの警備員に辻村にもらった手帳を見せろ。写真はさっき渡した袋に入っている。辻村がいるからR、Eはこないだと同じ格好をしろ。』
わた…僕たちはKの指示を聞きながら外に出てクリスマスの時にもらった偽造警察手帳に圭からもらった袋の中に入っていた写真を入れつつトイレに入り、着替えに行く。
「なんで二人は前と同じ?」
「辻村がもしかしたら自分では分かるようにしてるかもしれないけど、紛れ込むんだから一人にはわかった方がいいってことでしゅ…噛んだ……」
「イイチは相変わらず~」
ベシッ
……痛そう(自分で叩いてる)
「とにかく。私たちはほかの仲間と合流するってことアイカ初めてだけど、ちゃ~んとついてきてよっ」
「アイカ?」
「あなた自分の名前も忘れたの~?」
「じゃあ突りましゅよ!…噛んだ……」
『…まず最初に辻村に会わなければ前の格好をした意味がない。入口の警備の奴にその写真を見せたら二枚目の方に差し替えて構わん。』
「あ~ア~ルちゃ~ん!イイチく~ん‼ヤッホー!」
(骨折りさんがそんな大きな声出してよろしいんでしょうか。)
「パ~イセ~ン‼お久しぶり~っす!そこの眺め良さそうっすね~‼」
上の方から話しかけてきたのは辻村さんだ。
「絶景だよ~‼今からそっち行くね~‼」
え?本当に来るの?
『……とりあえず中には入っとけ。』
翆 「まさかもう一度アルちゃんとイイチくんをかけるとは✨」
小 「…基本的に警察に紛れ込むときはアルとイイチになると思う。他の警官も名前を覚えるだろうし、目の色は基本的にアルが緑、イイチが黄と。髪を染めたとでも言えばいくらでも行けるからな。ところでアル、イイチ、アイカの漢字はあるのか?」
翆 「あるよ?アルは亜流イイチは生泉千、アイカは愛歌です。」
小 「なんで本編に出さない?」
翆 「三人が警察官の三人の時に名前を書く機会があるならばそう書くでしょうね。今適当につけましたし、呼び合う時はカタカナでしょう。」
小 「へえ。今後ともそのままか。」
翆 「調べてみた感じイイチの当て字は存在しないらしいです。」
小 「愛歌と書いてイトカさんとかヨシカさん、マナカさん。特殊な呼び方でアルルさんイトさんメイさんといるらしい。」
翆 「アルはこれしか読めないみたいですね。べつにツリュウと読んでもよさそうですけどね。」
小 「亜流とかいてツリュウはなんかめんどくさい。この作品の評価よろしく」




