3 41,檸檬の受験
三章が始まります。よろしくお願いします。
「ふー緊張した~」
私は中学校に来ている。
私が受ける学校。つまり、圭、伊予、蓮の学校でもある、私立前川中央高等学校付属中学(略して前中)の筆記試験の当日が今日だ。
「お疲れ様檸檬ちゃん。どうだった?」
付き添いで来たのは蜜柑さんと伊予。
「一応全部埋めれましたよ。」
「すごッ!」
「あとは回答次第ね~」
「大丈夫ですよ。受かった人三人にスパルタで教えてもらいましたから。」
「ふふ~ん」
「伊予は何もしてない。」
伊予は威張りげだが、実際は圭と蓮に教えてもらってたり、私に聞いてきたり。
ほとんど伊予の勉強会だった。
「蓮くんの妹ちゃん…確か零ちゃんもここ受けるんでしょう?一緒に勉強してたわよね。」
「急に受験すると言ったみたいですね。」
「何でだろうね。」
蓮によると、急に言い出したらしい。蓮の予想だと圭が関係あるのでは?と
「五年の終わりですし、結構危ないかもですけどね。」
この偏差値で勉強期間は一年。普通ならかなりきついかもしれない。
「蓮先生が付きっきりならいけるよ!」
(どうだろうか……)
正直あの子の学力では本当にギリギリな気がする。確率は半分も満たさないかもしれない。
「檸檬ちゃんはいつから勉強始めたの?」
「特に目立ったことはしてないですね。簡単な問題ばっかでした。」
「うそ!私なんかほぼ寝ないで勉強してこの学校来たのに!」
仕方ないと言えば仕方ない。上から小さい時から勉強をさせられてきた。
憲法や法律も覚え(させられ)たし勉強は向いている方かもしれないが、全部㈱狐坂の社長になるためにつけられた学問だ。
この学校は偏差値57,8と少し高め。伊予が来られただけで結構すごい。
だが、上はもっと上を目指せと言ってくるだろう。うるさい。
「でも、ここの学校なら高校まで行けるものね。」
(………)
「そんなことないですね。* 高等学校卒業程度認定試験を受けて大学行く可能性が高いですね。偏差値65以上を求められるでしょう。そのあとは卒業か中退、休学のどれかになりますが、十八になったら婚約者との結婚になると思います。もしくは十六で結婚して高卒認定試験取って大学行く感じかもですね」
「そうなの……」
(せめて結婚相手ぐらいは自分で選びたいけど……)
「何なら、どちらかが地獄に行くというより、どちらも地獄に行くの方がいいですよね。」
「檸檬ちゃんにとって社長になるのは地獄なのね。」
言っていなかったかもだが、私は社長になる気はない。もう一人の候補もなる気はない。あと一人は失踪中だ。
「そうですね。あんなきつい掟を守らなきゃならないし。ぶん投げられるならどっかに飛ばしますよ。」
「あらら。」
「すっごい冗談。」
「未来がどうなってるかなんてこの世界の創造神にしかわかりませんよ。」
「ね~……って早く帰ろ!今日は、檸檬の合格祝いでスリータワーで思いっきり遊ぶんだから!」
「まだ合格してませんけどね。」
でも、自信はある。ここに通わないならおそらく中学飛ばして高等学校卒業程度認定試験を受けさせられるだろう。せめての中学校の青春ぐらいは欲しい。
*高校卒業レベルの学力を持つことを説明するもの。
翆 「ども~この『怪盗ファックス』の創造神!翆雨ユイカです!」
小 「創造神の一年半ほど前の小雨ユイカです」
霧 「こ~んに~ちは!さらに前の霧雨ユイカです!」
狐 「おはこんこん!お久しぶりの狐さんだよ~」
翆 「後書きで誰が何言ってるかわからないと妹からクレームが入りましたので、後書き隊、リニューアルオープンしました~」
全 「わ~」
全 (後書き隊って何?)
パチパチパチパチ(さあこの拍手、誰でしょう。)
猫 「こんにちは~約一ヶ月十日ぶりに執筆されます、猫柳琴音です!」
狐 「久しぶり猫さん!」
猫 「本編じゃ会ってるでしょ?」
狐 「翆雨が書いてくれないんだもん。」
霧 「ウチの翆雨が…」
小 「狐に謝んな霧雨。」
翆 「仲良く仲良く…『怪盗ファックス』三章もよろしくお願いします!」
小 「出てくると思うんだけど、前書きの一番まともな奴誰。」
全 「私はまともでしょ!」
翆 「あああれ?普段の私。」
全 「………はあ⁉」
翆 「何そのびっくり〝です〟〝ます〟使えますからね!」
全 「ええ……」
筆記試験の当日が今日だ。って最初の方にあるんだけど、ここ、強打になってた。
半年以上気が付かなかったなんて。




