表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
怪盗ファックス:隠された陰譚  作者: 翠雨 ユイカ
怪盗ワンダー含めて
40/68

2 40,両親との最後の記憶 他 みんなが隠していたもの

二章終了なので約二千文字です。



少し悩んだけど、言うことにした。


「故人…です。」


そういうと私の頭の中に両親が轢かれた時の記憶が出てくる。



ギ―――――


車のブレーキの音が鳴り響く。


『危ない‼‼』


母は、引かれそうになった父のもとに駆け寄る。

漫画のように車から逃れられたわけではなく二人とも車にはねられる。


『お父さん‼お母さん‼』


飛ばされた母と父に駆け寄る。

あの時の恐怖と震えは忘れられない。


『事故か⁉』

『二人轢かれているわ⁉』

『誰か、救急車を!』


そういう周りの大人。


『れ………も…ん………』

『お母さん‼しゃべらなくていいよ‼大丈夫だよ‼』

『ご…めん…ね……』


母が目を閉じる。

あのあと私はずっと母と父を呼び続ける。

昔、轢かれた父の現場を見た友達がいた。

あの子も内心こんなものじゃなかっただろう。でも、平気を装っていた。私には無理なものだ。



「ル…ール……R‼」

『どうした?』

「ごめんなさい。思い出しちゃって。」

「……あんまりいい亡くなり方じゃないみたいだね。」

「……」

「で、Eくんのおとーさんもクズだったんだっけ?」

「言いました?」

「だって、『お宅もですか』って言ってたよ?」

「よく覚えてますね。」

「母はうるさいぐらい元気ですが、父は不倫して、そっちにに子供作って、出てきました。」

「……じゃあ、僕はお暇おいとまさせてもらうよ。」


情報だけ抜き取っただけですか。


「じゃあねえ」

「「二度と会いたくないですけどね。」」


そうして私たちは別れた。



「おおっイルミネーション付いてる!」

「…檸檬(れもん)様腕大丈夫ですか?」


握られた腕を見る。


「大丈夫だって!折れてないし、無事無事!しばらく赤く残るかな~ぐらいだし。むしろ向こうの方が気になるよ。あばら骨、折れてるらしいし。」

「…にしても厄介な奴が来ましたねぇ…」

「ほーんとのんびり屋で、ゆーらゆーらしてる人だったねぇ」

「ちなみになんですけど」


そう言って耳に口を近づける。


「あそこにいますよ。」

「わ~お」

「ちょっかいかけてきます。」

「…私も行くよ。」

「え?」

「仮にもけが人だし、それにこの時間の短さなら絶対病院行ってないしね。行かせるように仕向けなきゃ。」

「はは」


+*+ ^^) <辻村(つじむら)さんに近づいたよ!)*+*


ドンッ


「あっごめんなさい」


そうわざとぶつかった辻村さんに謝ると、横に倒れて死んだかのようにいた。


「嘘‼大丈夫ですか⁉」

「だ……大丈夫だよ…」

「何やってるんですか⁉」


そう言って(れん)が近づてくる。


「ぶつかっちゃって…ほんとに大丈夫ですか?骨とか、折れてません?」

「いや、ぶつかっただけで骨が折れるか‼」


蓮のツッコミ。


「いや…折れてる」


ツッコミに逆らうように辻村さんは言う。


「うそ‼」


この反応がいいだろう。今の言葉だけじゃ、自分が折ったように感じさせるから。


「いや、キミ達のせいじゃないよ?もとから折れててね。」

「じゃあ、治りかけだったんですか⁉本当にごめんなさい‼」


さっきから言葉が足らない。


「いや、さっき折られた。」

「そうなんですか。……「さっき⁉」」


蓮も合わせて驚く。


「…って折られた?病院どころか、警察行かないと!」

「いやぁ…そいつは捕まえたんだよ。一応警察官だからね?でも、病院だと入院しなきゃだから。」

「入院しなきゃですよ!長引きますよ!」

シングル(父親だけで子)ファーザー(供を育てる事)で昨日、帰れてないからプレゼント渡せてないんだ。さすがに置いておきたくて。」

「…子供思いでいいお父さんですね。」

「そんなことはないさ。家にいないことは多いし、遊んであげられてない。こういう時だけでも子供と一緒にいたいから」

「…ぶつかっただけで倒れるくらいじゃ結構ダメですけどね。」

「それもそうだね」


そう言って笑う。


「私は今年はプレゼントはなかったですね」

「サンタさんも忙しいからしょうがないよ」

「……私のサンタさんはこないだ亡くなったので」

「……ごめんね」

「私みたいにプレゼント渡せなくならないでくださいね。」

「…結構危険な仕事にいるからね…」

「はい以外は受け付けてないです。」

「わかった。生きている限り、渡し続けるよ。迎えが来たみたいだし。」


辻村さんが見た方向にはパトカーが止まっていた。


「また会えたらね」

「「…会えますよ。」」


貴方(あなた)が私たちを追い続ける限り。


「クリデートも遅くならないうちになぁ」

「クリデートじゃ…」


ないですって言おうとしたけど、頭の中によぎったのは、


(もしかして、芹那(せりな)伊予(いよ)(けい)(れん)が隠していたのはこれ?)


「やっとわかりましたか?」

「…隠す必要なくない?」


私は隠す意味が分からなかったので聞いてみた。


「ないですね。」

「じゃあなんで⁉」


予想外のセリフに少し大きめに反応してしまった。


「あの三人にしゃべるなと言われたので。」

「もうちょっと自分の意志を出していいのよ⁉」


忍耐力のなさにびっくりする。


「そうじゃなくて…嫌じゃなかったんですよ。」

「え?」

「芹那さんに檸檬様とデートしてこいと言われて嫌な気分にはなりませんでしたから。」


私はそういうセリフには慣れていないからどういう反応をしたらいいのかわからなくて戸惑うけど、顔が熱い。


「それに、一族に泥を塗ったやつが父親なので。その謝罪もかねて。」

「別に、妖としてはいろいろ見られるけど、会社としてはそんなに問題ないからいいのよね。良くも悪くもそんなに近い血のつながりじゃないから。」


空をなでるように手を上にあげて言う。


「イルミネーション一つは小さくても、沢山ある事でこんなに輝ける。だから三大首領になれた一つでもあるかもしれない。イルミネーションよりはクリスマスツリーに似てるかも。狐坂が一番上、ほかの飾りは狐のみんな。」

「……面白いたとえですね」


そう言って笑う。


「は―――――……帰ったら勉強かぁ…」

「なんかあるんですか?」

「受験だよ?」

「そうですか……ええっ⁉どこ受けるんですか⁉」

「圭と伊予と一緒。つまり、蓮と一緒。」

「そうなんですか…」

「もともと、受かったら鈴木家に引っ越す予定だったのよ。少し早まっただけだから。」

「そうだったんですね。じゃあ、先輩として頑張りますね。」

「気が早いわよ。」

疲れたぁ…

「お疲れさん」

小雨のねぎらいの言葉⁉

「早く続き書けですわ‼」

うるさい。最近、面白いホラー系にハマって書いてみようと思っていろいろ考えてるんだから。

「ホラッ…」

そうだったそうだった霧雨は怖いの苦手だったねぇ…

「ほんと。四年前は全く見れなかったのに、三年前にはもう見れるようになっちゃって。」

ホラーというよりミステリーだけど。

あと、父のはとこ(いとこ同士の子供のこと)の子供と会いましたが、三歳と六ヶ月でとっても可愛かったです。

「そんなのいいから最後の言うよ?「「「「ブクマ等よろしくです(わ)‼」」」」」

あんなに可愛いたいちゃん(偽名)とてんちゃん(偽名)をバカにすな!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ