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怪盗ファックス:隠された陰譚  作者: 翠雨 ユイカ
怪盗ワンダー含めて
37/68

2 37,Eの変化

「……それ、眠り薬入りだよね。イイチくん大丈夫?」


追いついた辻村(つじむら)さんが言う。


「ええ…人体に…害は…ありま……」

『…俺の反応が遅かった。吸ったようだ。』


Kが謝る。

どうやら口を塞ぐのが間に合わなかったらしい。


「…嫌な予感がする。…ちょっと離れます。Eをお願いします。」

「任されちゃった。このまま持って帰っちゃうかもよ?」

「あなたの母の形見を盗らずにですか?」

「……わかったよ。」


そう言い声が聞こえない位置まで離れてKと話す。


「…あれの材料って?」

『魔界のと言ったか。一番効きがいいと言ってたな。』


KはEに材料、作り方、を教えてもらい、改善もしたらしい。(いつの間に?)


「あ~~やっちゃったねぇ…」

『…人体に害はないんだろ?』

「人体()()ね。」

『…妖には害が?』

「どのタイプかは分からないけど、どちらか(人間か妖)に害がある。人体に害がないというなら私側ね。」

『とにかく戻れ。体の変化なら完全に怪しまれるぞ。』

「…そういう効果を遅らす薬は持っている…が、四分の一でアレルギー発作が起こる。あと、眠りの効果はない。」


+*+


「失礼しました。変化は…ありましたね。」

「変わりまくりだよぉ突然大人っぽいEくんが、高学年ぐらいになっちゃった。」


……Eの状態はプルプル震えていた。

状態から見るに、姿は変わらず三、四年戻るか12歳あたりに戻るかか。記憶も一時無くなるらしい。


「大丈夫。安心して。」

「あ。あんまり近づかない方がいいよ。結構ボク眠たくなってきてるから」

『「⁉」離れろ!』

「いうのが遅いのよ…」


(頭が…ボーっとする…)


『大丈夫な…』

「ゆず?」


ゆずと言われて意識が戻った。


「『「⁉」』ゆずって誰?」

「…何だっけ?」

「記憶喪失?」

「……人によって効果が変わるの。私の場合は一部の記憶が一時無くなる…かもしれない」

「ゆず、大きくなったよね。背も高くなったし…警察の服?大人になったの?なんであの時いなくなっちゃったの?」

「…ごめんなさい。私は〝ゆず〟ではないわ。あと、」


私はEの耳に口を近づけ


「ノイーラアレルギーはある?」

「ない…けど…ゆずじゃないなら誰?」

「……アルってつけられたわね。ないならいいわ。これ飲んで。」

「つけられた?」

「何その怪しい薬。警察として見逃せないなぁ」

「…あなたも飲んでください。眠くなられてるの困るので。さあ。行きますよ。」

「ついに…行くんだね。」

「あなたのクズという父に売られたものを取り返しに行きましょう。」

残り二章も残り三話となりましたね~

「いつの間にか37話まで来てたわ…っていうかゆずって誰。」

あ。Eがいってる〝ゆず〟さんは檸檬の母の狐月柚こげつ ゆずさんではないです。

「…名前忘れてた。」

ひどい。

「お知らせは?」

ああ。一章二章と立て続けで20話で終わっていたんですが、三章はざっと10話で終わって、その代わり、四章が30話ぐらいで終わる感じになると思う。(多分。)

「イイネヨロ」

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