2 37,Eの変化
「……それ、眠り薬入りだよね。イイチくん大丈夫?」
追いついた辻村さんが言う。
「ええ…人体に…害は…ありま……」
『…俺の反応が遅かった。吸ったようだ。』
Kが謝る。
どうやら口を塞ぐのが間に合わなかったらしい。
「…嫌な予感がする。…ちょっと離れます。Eをお願いします。」
「任されちゃった。このまま持って帰っちゃうかもよ?」
「あなたの母の形見を盗らずにですか?」
「……わかったよ。」
そう言い声が聞こえない位置まで離れてKと話す。
「…あれの材料って?」
『魔界のと言ったか。一番効きがいいと言ってたな。』
KはEに材料、作り方、を教えてもらい、改善もしたらしい。(いつの間に?)
「あ~~やっちゃったねぇ…」
『…人体に害はないんだろ?』
「人体にはね。」
『…妖には害が?』
「どのタイプかは分からないけど、どちらかに害がある。人体に害がないというなら私側ね。」
『とにかく戻れ。体の変化なら完全に怪しまれるぞ。』
「…そういう効果を遅らす薬は持っている…が、四分の一でアレルギー発作が起こる。あと、眠りの効果はない。」
+*+
「失礼しました。変化は…ありましたね。」
「変わりまくりだよぉ突然大人っぽいEくんが、高学年ぐらいになっちゃった。」
……Eの状態はプルプル震えていた。
状態から見るに、姿は変わらず三、四年戻るか12歳あたりに戻るかか。記憶も一時無くなるらしい。
「大丈夫。安心して。」
「あ。あんまり近づかない方がいいよ。結構ボク眠たくなってきてるから」
『「⁉」離れろ!』
「いうのが遅いのよ…」
(頭が…ボーっとする…)
『大丈夫な…』
「ゆず?」
ゆずと言われて意識が戻った。
「『「⁉」』ゆずって誰?」
「…何だっけ?」
「記憶喪失?」
「……人によって効果が変わるの。私の場合は一部の記憶が一時無くなる…かもしれない」
「ゆず、大きくなったよね。背も高くなったし…警察の服?大人になったの?なんであの時いなくなっちゃったの?」
「…ごめんなさい。私は〝ゆず〟ではないわ。あと、」
私はEの耳に口を近づけ
「ノイーラアレルギーはある?」
「ない…けど…ゆずじゃないなら誰?」
「……アルってつけられたわね。ないならいいわ。これ飲んで。」
「つけられた?」
「何その怪しい薬。警察として見逃せないなぁ」
「…あなたも飲んでください。眠くなられてるの困るので。さあ。行きますよ。」
「ついに…行くんだね。」
「あなたのクズという父に売られたものを取り返しに行きましょう。」
残り二章も残り三話となりましたね~
「いつの間にか37話まで来てたわ…っていうかゆずって誰。」
あ。Eがいってる〝ゆず〟さんは檸檬の母の狐月柚さんではないです。
「…名前忘れてた。」
ひどい。
「お知らせは?」
ああ。一章二章と立て続けで20話で終わっていたんですが、三章はざっと10話で終わって、その代わり、四章が30話ぐらいで終わる感じになると思う。(多分。)
「イイネヨロ」




