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1 1,家族を亡くした少女と従兄妹たち


   少々よろしいですか?

   あっそうそう。そこのあなた

   この先お葬式でございま~す

   そこまで惨酷な描写ではございませんが、

   人が亡くなるのは嫌だという方は

   お手数ですがホームへとお戻りください

   

   ここに残っている方はこの先へ行かれるでよろしいですね。

   

   では…行ってらっしゃいませ。




        私も


          みんなも


            黒い服を着ている。



        私も


          みんなも


            数珠を持っている。


          泣いている人も


                   いる。


   ここはお葬式。


    私、狐月 檸檬(こげつ れもん)


      父、狐月こげつ 飛鳥あすか


        母、狐月 柚(こげつ ゆず)の、お葬式。


     私には兄弟がいない。

  

       だから

   

         一人に


           なってしまった。


 お葬式が

   

   終わったら

    

     引っ越しの

    

       準備をして


         母方の叔母の


           家に行くって


             言ってた気がする


 詳しいことは

  

   そんなに覚えてない。


***


私…は叔母、蜜柑さん…の車に乗って新しいお家へ…向かう

私が玄関のドアを開けると、


ドダダダダダダダ――ドシーン


「れっも~んよく来たね‼‼‼ようこそ!わが家へ!」

「⁉びっくりした…伊予…か。お邪魔…します」


ポニーテールの彼女は伊予。鈴木 伊予(すずき いよ)

伊予は、いつもエネルギーが有り余ってる女の子。

元気じゃない。エネルギーが有り余ってる子。


「伊予。階段を転げ落ちるなって何回行ったらいいんだ?」


後ろから階段を下りてきた彼は圭。鈴木 圭(すずき けい)

圭は頭がよくて、伊予の双子の、お兄さん。


「転げ落ちてない!それにれもん⁉お邪魔しますじゃなくて、ただいま。住む家にはただいまって言わないとだめだよ‼」

「というか伊予はテンション高すぎ。」


いつも元気すぎて困るぐらいの伊予のテンションが格段に高くなっている


従妹(いもうと)が引っ越してくるのにテンションが高くないのは、お兄ちゃんぐらい!」


と言いつつすねている。


 でもこっちのほうがいい。変に気を使われるのはむしろ困る。


 これから私はこの鈴木家にお世話になるのだから――――



どうもこんにちは!翆雨ユイカ(すいう ゆいか)です。最後まで読んでいただきありがとうございます!


少しでも面白いなと思っていただけたなら幸いです!

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