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転生して最強コピー人間だったけど、中身が普通過ぎたので真面目に生きます  作者: 優希シアト
一章 王国中央魔道学園入学編
8/119

真面目に生きる僕と俺

地下


「ねぇ、ひとつ聞いていいかしら」


「なんだ、こっちはこっちで用事があるんだ」


「その、魔術兵装と私の血はなんの関係があるの?」


「お前は本当に何も知らないんだな、少し教えてやろう何も知らないのは少々この世界に生まれてきたものとして悲しい物だ」

「魔力が何だかを教えてやる」


「魔力は元を辿れば魂の回路だそしてそれに近い人間の器官は心臓。つまり血が巡るように魔力も同じようなものだ」


「……つまり血液が欲しいので無く、私の魔力が欲しいのですね混じりっけのない血で」


「……ふむ、半分正解だな」


「おいおい、話はそれ程にしとけよそいつも可哀想に利用されるだけの存在なんだよ」


「……私はこんな所で死ぬ訳には行かないわよ」


ズドオオオン



大きな音が地下に鳴り響いた

そして大きな穴から現れたのは真っ黒な甲冑?鎧?に身を纏った者が出てきた。


「やー、ちょっと派手だったかな」


「誰だっ!」


「隊長が言ってたイレギュラーじゃないか?」


と前に阻んだのは2人の男そして腕に対した者と同じ鎧甲冑のようなものを着けていた違うといえば人数、全身が鎧なのと腕だけ付けた鎧そしてその腕に付けた鎧の色が赤黒い血のような光を放っている


「なんだそれ、どっかの誰かさんみたいだな」


「それが誰だか知らんがこの姿を見られたって事は次に俺達が何をするかは分かるよな」


ガアアァンッ!!


鎧と鎧がぶつかり合う音鈍い金属の音


それと同時に拘束されてたアルファが拘束を破壊した


「誰か知らないけど隙をくれてありがとう」


「ちっ!マジックk


「遅い!」


そう言うとアルファは、鎧をつけてない方の腕を斬った


「このやろぉッ!?」


「もう終わり。」


そう言うと男の首を胴体から切り離した


ーーー


「さーて、あっちは終わったみたいだぜどうする?」


「ぜ……ぇはぁーはーっ……」


ボロボロな男と何事も無かったように佇む人がいた


そしてそこに割って入るようにもう1人男がいたいや、今来た、今気づいた2人はいた事すら気づかなかったのだ


「!?」


「いやー、こりゃ本当にイレギュラー君だね〜」

「全身魔力装甲とはすごい装備だねぇ」


「お前が主犯か?」


「そうだよ」


「あっさり認めてくれるもんなんだな」


「ここってさぁ、もっとシリアスな場面じゃ無いのこんな事言うのもなんだけどさぁ」


「何?顔でも見せればいいの?でも主犯って言ってる以上見せられないかなぁ」


「君も顔を隠してるみたいだし、イレギュラー君だし、今は血が欲しかっただけだからあぁ、君は下がっていいよよく働いてくれたね」


「はっ、隊長」


「逃がすと思u


ガアアァンッ!!


「ぐっふっ!、」


男が消えたのと同時に全身魔力装甲の男が吹き飛ばされたそして身につけていた装備が頭以外破壊された


「……お前何もんだ……」


「……殺す手前に、教えてあげましょう」

「私は元魔道士団の1人」


「と、だけ言っとこう」


ザッシュ


主犯が言葉を残したと同時に

僕は四肢を

切り裂かれた。










「は?」


あの時と同じ


何もせず


ただ生きた前世と同じ感覚を思い出した


(こんな簡単に死んでいいのか?)


「あぁ?誰だよ…こんな時に……」


(俺はお前だよ)


「何を言って……」


(あの時と同じでこの世界に来ても同じように何も残さずまた死ぬのか?)



「うるせぇお前もそうだったろ」


(16年経って忘れちまったか?)


「うるせぇ……ってんだろ。」


ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン


「うる…せぇよ、心臓の…音。」


(立てよ、知ってるんだろ、逃げるな)


「あぁ、思い出したよ」



「あの時と同じで熱くて怖くて怖くてあぁ、お前あの時死ぬ時、こんなんで死ぬって思ってなかったよな」


「今はどうだ、僕は死ぬぞ、お前が1番知ってるだろ。新城ユウキ」


(あぁ、決めた)


「僕もだ、やるよ」


(俺は真面目(ごうよく)に生きるからお前も真面目(ひっし)に生きろよ)


「あぁ、こんなんじゃ死ねねぇよなぁ。」


「新城ユウキッ!!!」


ーーー


「あぁ、こっからは俺に任せろ俺はお前を殺させないし、二度と俺も死なせない」


魔力が、肉体が、黒く、黒く、倒れた男に、カノープスにいや今は新城ユウキに。


「師匠、俺は忘れてたよ。死ぬ時1番欲した物を」


「力だ、何もかも変えてしまうような力だよ」


「16年ぬるま湯に使ったせいで忘れてたわ(いのちとじかん)われたものを取り返そうじゃないか」


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