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蟄虫啓戸
菰を・・・・・
冬の間中ずうっと
害虫駆除の手法として
松の幹に巻きつけられていた
藁でできた菰巻きを外す作業は
菰の中で越冬していた幼虫が
おもてに出てくる前に行う
春先の風物詩の一つ・・・。
それにしても・・・・・
松の天敵の幼虫が越冬する
その習性を利用するだなんて
ほんと昔の人ってすごいよねぇ・・・
そんなことを思いながら
作業を見ていたら・・・。
菰を外すところを・・・・・
はじめて目にした子どもが
「はらまきとっちゃうの?」って
ワタシに聞いた・・・。
*蟄虫啓戸とは
今まで冬籠りをしていた虫たちが
そろそろ外に出てくる頃。