変わる世界
「さて店主よ、パソコンはあるか?」
「あるけど何に使うの?」
「そこの二人が気になっていることを調べてやるだけだ、安心しろ問題は起こさん。」
「うん、そういうことなら付いてきてね。」
そして店主に導かれて2階に上がりそこの奥の部屋には大きなパソコンが置かれていた。
「成る程これなら閲覧できるかも知れないな、でかしたぞ店主よ。」
「何で偉そうなんだお前はそれじゃさっさと起動してくれ。」
「これで神の智恵の事を知る事ができるのですね、少し緊張してしまいますね、それとこれで閲覧できるかもと言うことはまだ見てないのですか?」
「ああ裏に何かが存在することは掴めたがそこから先はまだわからんな。」
「そんな事はいいからさっさと始めてくれ。」
「そう急かすな、今やるから少し待て。」
竜胆に急かされながらパスワードを打ち込むと普通なら閲覧できない情報が出てきた。
「何だこれ? 英語か?」
「はいこれは英語ですね、ですがこれは一体どんな」
「どうやらこれはMensaの活動レポートみたいだな、となるとかなり厄介だぞこれは。」
「Mensaって何だ?」
「貴様からは一番遠い組織だな。」
「どお言うことだ!」
少し竜胆が噛みついてくるが、そこに瑠璃が割り込んできた。
「竜胆先輩・・・Mensaは人類最高峰の頭脳を持つ人達の集まりです、テレビとかで見たことありませんか?」
「貴様からは一番遠いだろ? さて読み始めるぞ、Mensaレポート13」
「いきなり13? その前はどうしたんだ?」
「そんなの知るか続けるぞ、我々はこのままでは新しい世界において不必要な存在になるかもしれない、だがそれは委員会の人達が我々の事を低く評価しているに過ぎない。
その為我々は人工的に都合の良い天才を作る実験を始めた、既にCrnは小ブラックホールを生成、生き物を過去に送る実験は後一歩の所まで来ている。
次にフリーメイソンは異世界の扉を造る事に成功した、その異世界において委員会指揮の下New world order完全なる秩序社会の実験舞台に採用されている。
他の組織も数々の成果を上げているため我々も人工的にサヴァンシンドローム患者を造る実験を始めた、その場所を扱いやすい日本に設置そして日本各地から親のいない子供を収集し薬の投与及び脳に電流を流す実験を始めた。」
「なあ、これ本当の事なのか? かなり胡散臭いが。」
「話の途中で遮るな。」
だが竜胆の言うことも分かる、かなり現実味のない内容だ。
「まあいい続けるぞ、我々Mensa指導の下児童養護施設 ≪神の智恵≫での実験を始めたが日本国による妨害を受け日本での実験を中断する。
日本での人体実験の結果は1500人中約1300人が死亡、198人が脳のダメージにより昏睡状態、一人は生きているものの何の成果もみられず、最後の一人はサヴァンシンドロームになったものの天才型ではなく有能型であるためこれまでの実験を失敗とする
ここに書かれている内容は以上だ。」




