運命ノ世界2
銀色の髪の少女、過去に戻ってきた瑠璃はもう影から救うのは諦め50回目から普通に皆に接触してきた、そして今回も接触するため喫茶店 《童話の館》に来ていた。
「今回で丁度百回目、もう間違えるわけにはいかないか、さて入るとするか。」
喫茶店に入るとこの世界の四月一日 瑠璃と竜胆 翔真が話していた。
「おい、まさかとは休日も客が来ないのか此処は⁉」
「いえどうやら来たみたいですよ、お客さん。」
「え?」
「いらっしゃいませ~、好きな場所に座って待っててね。」
どうやら私が入ってきた事には皆気がついたようなので、ある台詞を竜胆先輩に向けて投げ掛けた。
「おい、そこの凡愚よ、貴様だこの愚鈍で愚劣そうな見た目の凡愚よ。」
どうやら竜胆先輩は自分の事を言っていると気がついたようでこちらを睨んできた。
「おい、いきなり何のようだ答え次第では叩き出すぞ。」
「相変わらずな物言いだな、簡単な事だ貴様はこの事象を体験するのは何度目だ? もし答えられないのであれば気様の周囲の人に悲劇が訪れるであろう、そして貴様が今から1年以内に死ぬ運命から逃れることは出来ないであろう。」
「俺が今から1年以内に死ぬだと? そんな事信じられるか。」
「私も信じられませんね、店長はどうですか?」
「うん、銀色の髪に紅い瞳まるでファンタジーに出てくる人みたいだね。」
やはりいつも通り水乃宮さんはこちらの話を全く聞いていない、そして竜胆先輩とここの世界の私が信じられるようにある提案をする。
「おい貴様、何かコインはあるか?」
「貴様じゃない、竜胆 翔真だ、一円玉でいいか?」
「ああ、それで大丈夫だ貴様いや竜胆よ今からそれを右手か左手のどちらかに隠せ、私は後ろを向いて貴様が隠した手とそれが表か裏かを十回連続で当ててやろう。」
「わかった、だけどお前が不正をしないとは限らないだろう? それとお前の名前は何だ?」
確かにもっともな疑問なのでそれについても答える。
「それなら店主よ私が不正をしないか見張っていろ、それと私の事はそうだな・・・ルフェールとでも呼んでくれ。」
「それ明らかに偽名だろそもそもルフェールってどおいう意味だよ。」
「竜胆先輩はフランス語は苦手ですか?」
「そうだな何一つ知らん‼」
「威張らないで下さいルフェールとは確か、やり直すという意味だった筈です。」
皮肉の意味で取り敢えずこの名前を使っていた。




