出会う世界4
次の日、私はある喫茶店に来ていた。
喫茶店 《童話の館》そこは私が女らしくなる為と1ヶ月前にバイトを始めさせられた店だ、喫茶店 《童話の館》は主に紅茶とハーブティー、軽食を出している、今日はバイトをするため来たが昨日の竜胆さんがバイトの制服を着ていた、そして向こうから話しかけて来た。
「あれ昨日の?」
「はい、昨日ぶりですね竜胆先輩。」
「あれ、もしかして二人は知り合いなのかな?」
私達が困惑していると奥から少し長めの髪を後頭部で結ってる女性、この童話の館の店長水之宮 迷さんが来てくれた。
「はい、昨日ナンパされていたのを助けて貰いました。」
「まあ、その後俺は脅されたけどな。」
「まぁ、助けてもらって照れちゃたのかな? 瑠璃ちゃん。」
「私がこんなヤンキーに照れるわけないじゃないですか、ありえません。」
「真顔で否定されると流石に傷つくな。」
「本当の事言ってすいません、竜胆先輩。」
「おい、とどめ刺しに来るなよ。」
竜胆先輩と先輩と話してると店長が何かを思い出したようで話しかけて来た。
「あ、そう言えば二人ともこの手紙に心当たりないかな?」
そう手渡された手紙には奇妙な事が書かれていた。
「何だこれ? えーと何々
この手紙を読んでる愚鈍で愚劣な凡愚たる貴様はこの手紙を受け取るのは何度めだ? もし答えられないのなら貴様の周辺の親しき人物が不幸になるだろう、そして貴様は今から1年以内にその命を落とす事になるだろう、だから答えられないのなら敢えて言わせて貰おう、希望のない絶望の・・・悲劇えようこそと。
・・・本当に何だこれ、こんなのただの悪戯でしょ、気にする事何てありませんよ。」
「確かに私もそう思います、それより早く開店準備しましょう。」
店長は少し悩んだ後笑顔で
「そうだね、準備しちゃおっか。」
と発言した。
「さて二人共、お客さんが来るまではゆっくりしててね。」
「はい、わかりました。」
そして私が教科書何かを取り出そうとすると竜胆先輩が驚いた顔で私に詰め寄ってくる。
「おい、まさかとは思うが休日も客が来ないのか此処は⁉」
「そのまさかですよ、ほとんどの人は喫茶店には珈琲を飲みに来ますが此処には紅茶とハーブティーしかありませんから、余り人は来ませんね。」
「あ、あの~余り大きな声で言われると流石に少し焦るから、その話題は私がいなくなってからして貰ってもいいかな?」
もうここまでくれば大半の人は気がつくと思うがこの喫茶店 童話の館は完全に趣味で成り立っているためお客が来ようと来まいと関係無いのだ。




