新しい世界1
目が覚めるとそこにはどこか見覚えのある白い天井が広がっていた。
「知らない天井? いや何処かで見たことあるような?」
「目が覚めたかい?」
「‼」
いきなり男の声がしたので驚いてしまったが、取り合えず深呼吸をしてから声がした方を向きその人物を見てようやく何故見たことあるのか理解した。
「まずはいくつか質問したいことがあるんだけどね、自分の事は解るかな? 取り合えず名前と年齢それと職業ね。」
「その前に質問したいんですが、何故俺は病院に? てっきりあのまま死んだものと思ってましたが。」
そう、なぜか俺は病院にいてしかも生きている、目の前の男が見覚えのある白衣を着てしかもよく内装を見渡したことで理解できた。
「うん、答えてあげるけどこちらの質問のほうが先だよ?」
「はぁ、わかりました俺の名前は野村 良 年齢は丁度二十歳で仕事はとある建築板金で働いてます。」
「うんあってるね、それじゃ次の質問だ体に違和感がないかな?」
「違和感ですか?」
そういえば、何だか声がさっきから妙にたかくなってる。他にも変な違和感を感じる。
「えっと、すみません何だか嫌な予感がするのですが鏡を見せてください。」
「うん、そうだねそう来ると思ってたから鏡を用意しておいたよ。」
そうして病室の外から運ばれてきた等身大の鏡に写っていたのは、肩まである茶色の髪、元々は黒髪短髪だった、そして15歳くらいの美少女が写っていた。
「あのドッキリですか?」
「いやいや正真正銘君さ、まあ冴えない建築関係の仕事の君には縁のない美少女それに君はなったんだよ。」
「いや、ありえないだろ何をどうしたら女になるんだよ。」
「そこまで疑うのなら自分の体を確かめればいいじゃないか、さっさと認めればいいのに。」
確かにそうだと思い自分の体を確かめると確かに胸は微かに膨らんでいる。
(いやいやありえないだろ、とりあえずズボンの中を確認するか何かもう嫌な予感しかしないが。)
「やっぱり俺の息子が消えてるーー!!」
「ふむようやく理解できたかな、自分が美少女になったことを!」
「一つ聞きたいんだが、何故俺は生きていて更にこんな妙な事になってるんだ! 説明しろ。」
そうこんな姿になってすっかり混乱していたが、鉄骨の下敷きになって死んだはずなのだ、もし生きていたとしても女になる事なんて先ずあり得ない、この事を聞いた医者は大袈裟によろめいて、
「それには聞くも涙語るも涙な物語が!」
ガッ 何て言い出すものだからつい手が出てしまった
(おっとつい殴ってしまった、まぁいいか何か喜んでる顔してるし。)
「フッフハハハハハハ!15歳の美少女に殴られる我々の業界ではご褒美だ‼」
ゴッ
(おっとついまた殴ってしまった、まぁいいか。)
「いいからさっさと説明しろ変態。」
「はっはい、もっと強く殴ってくれてもいいのに。」
「何か言ったか?」
睨みを聞かせて強く言い聞かせる事でようやく医者改めて変態が説明し出した。
「君の体は死んだそれは確かさ、完全に鉄骨の下敷きになって潰れてしまっていたからね。」
そう説明されても死なずにきちんと生きている、何故か女になってしまったが。
「君は今生きてると思ったねそれは半分は正解さ。」
「どう言うことだ? きちんと説明しろ。」
そこから説明されたのは出来れば信じたくない内容だった。




