僕の嘘に気付くな
僕の嘘に気付かぬまま
僕に背を向けて
君は僕の嘘に気付いてはいけない
僕の嘘にね
僕はいつだって曖昧で
掴みどころのない返事しかしてこなかった
けど昨日は違った
君は僕に
「あなたは私のことが嫌いなの?」
と言った
僕は
『僕は君が大嫌い』
と言った
君は泣きながら
「そっか。」
と言って部屋を後にした
ねぇ君は僕が本当に
君の事が『大嫌い』だと思うかい?
あの言葉が僕の本心だと思うかい?
僕は最低だよね
心にも思ってないことを
君に言ってしまったんだから
あれは嘘だよ
本当は『大好き』だ
けど君は僕といるべきじゃない
僕は君を幸せにしてやれない
だから僕は君と別々の道をゆく
決して交わることのない道を
もし今度会うことができるなら
あの日言えなかった本音を言おうか
そのときは今度は僕から尋ねよう
『君は僕のことが嫌いかい?』
そして君の答えがどうであれこう付け加えよう
『僕は君が大好きです』
どうも叶夢です
今回もクソみたいなものですが
コメントなどして頂けると
幸いです