ワンちゃんの冒険
幸か不幸か気が付いたら異世界で人生の再スタートをすることになった一人の哀れな少年(少年?)がいた。いや日常という名の薄いベールを一枚剥いでファンタジーという世界の住人達の話を聞けばそんな話、日常茶飯事なのかもしれないが。なにせ日の本の人口だけでも一億ですよ。神様がちょろっと人間ちょろまかそうがわかりゃしねーよ。まあそんな感じで始まって、いっちょチートな能力でも振り回してハーレムでも築いてやりますか、と意気込んだその矢先。いきなりそんな生に挫折した。
目を開けた瞬間俺の異世界への夢は水泡に帰した。しかし俺ほど何の役に立つのかわからない妙な設定を与えられた奴もきっとそうはいないだろう。
なにしろ今の俺、……でっかい犬(狼です。)なんだもの。
別名ムッツリスケベの冒険。ここに開幕。
目を開けた瞬間俺の異世界への夢は水泡に帰した。しかし俺ほど何の役に立つのかわからない妙な設定を与えられた奴もきっとそうはいないだろう。
なにしろ今の俺、……でっかい犬(狼です。)なんだもの。
別名ムッツリスケベの冒険。ここに開幕。