冒険者の一日
初の小説なので暖かく見てくれたら嬉しいです!
雨音で目が覚めた
自分の頰に冷たい雫が落ちた
上を見上げるとボロボロの屋根から雫が垂れている
「雨か」
そう言って冒険者であるカイルが目を覚ます
「腹減ったな」
起きて最初に出た言葉がこれだった
昨日からなにも食べれていない
なにか買おうと思って財布を見ても銅貨が2枚、パン一つも買えないお金だ
そんな空腹貧乏人のカイルだが生きる為には働かなければならない
カイルは軋む床を歩きながら一階へと降りた
ここは安宿[木漏れ日亭]
カイルの寝泊まりしている宿兼仕事場だ
「やっと起きたかカイル、仕事はたくさんあるんだからさっさとはたらいとくれ!」
そうカウンターの向こうから話しかけるのはここ[木漏れ日亭]のマスターだ
「わかった」
返事をしたカイルは早速布巾を手に取りテーブルを拭き始めた
冒険者として一人でゴブリン一匹ギリギリ倒せるかといったカイルはもちろん冒険者としての稼ぎだけでは生活できない
だからこそここ木漏れ日亭での手伝いが、大切な収入源となっていた
そんなカイルだがここで働いているのにはもう一つ理由があった
それは情報収集だ
ここ木漏れ日亭には多くの冒険者が昼食を食べに集まってくる
そんな冒険者たちは昼食を食べるついでにいろいろなことを話してくれる
例えば西の森のゴブリンは群れる習性があるだとか北の山岳地帯はオーガのすみかだとかだ
こう言った周辺の魔物の知識を知っておくことも冒険者としての一歩だと言えるだろう
そう考えているうちにまた一人また一人と客が増えていきあっという間に満席となった
「おいカイルこっちにビール!」
「こっちには肉炒めを!」
カイルは一つ一つ注文を聞きながらキッチンからテーブルへを何十回と往復していた
そんな時一つの興味深い情報が聞こえてきた
「聞いたか、うわさじゃここ最近ゴブリンが街道まで出てくるようになったらしいぜ」
「ほんとかよ!最近物騒な話ばっかり聞くな、、」
これは街道も安全じゃないなとカイルは思った
そんなこんなでカイルは仕事をこなして客がいなくなった時にマスターが言った
「カイル、悪いがこの荷物ギルドに届けてきてくれないか」
「わかった」
そうゆうとカイルは荷物を肩に担いで木漏れ日亭を後にした
この後まさかあんなことが起こるとは思いもしなかった




