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正しい側  作者: 砂肝


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プロローグ

 私は正しい。

 それを疑ったことは、一度もない。


 秩序を守ること。

 ルールに従うこと。

 全体の利益を優先すること。

 それらを当たり前にできる人間を、私は「まとも」だと思ってきた。


 最初からそうだったわけではない。

 だが、そうあるべきだと学び、そう振る舞ってきた。

 それで何かを失った覚えはない。


 正しいことをしていれば、問題は起きない。

 問題が起きないなら、正しい。


 それだけの話だ。


 私は、いつも正しい側に立ってきた。

 これからも、そうするつもりだ。


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