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ノストイ叙事詩環

ノストイ叙事詩環 − Sophía −

作者:NEXT

その国は幾年月廻る、穏やかなる調律の坩堝にて無辜の民草を生やし、ただ至上の人の叡智と恩赦のうちに微睡むことを赦されていた。

兎角見るべきものは有らず、御国に地平の弦を見る者は逸れものに等しき眼を向けられる。

───『逸脱者』。

その世界にあったのは
無知の民、統制の王、
そして有識の者の三つに限られた。


王国の中座に聳える白くは高き螺旋の城。美しく日照りを返し、輝ける白光を放つ叡智の象徴である。そこにいるとされた『王』は、誰の眼にもつかずに、民の信仰(かみ)として在る。

御国を環に囲う外縁、淵の高壁はまさしくその最たる権現であり、無知が知に覆われるようにして"外"を知らしめず、この地を調停せる。

斯くて数多の教会が白の玉座を仰ぎ、無数無形の民は膝を折る。祈りはそれだけの手の繋ぎにて形となり、彼らはついぞ識ること無し。

民とは無である。その境がロゴスである。
そして保たれた理を何れかが破る時、それが逸脱となるであろう─────。


『お前は、それでも進むのか?』

ソピアーよ、まだ見ぬ意志らの苗床よ。
結:内にて
第一節『ロゴス』
2025/07/20 11:48
第二節『パトス』
2025/07/20 11:50
第三節『エトス』
2025/07/20 11:51
第四節『マリス』
2025/07/20 11:52
第五節『カルマ』
2025/07/20 11:54
解:外にて
解体篇:上
2025/07/21 01:52
解体篇:下
2025/07/27 18:22
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続編『ノストイ叙事詩環 − Nóstoi −』 https://ncode.syosetu.com/n0823ka/
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