表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/27

誰かにとっての始まりの騎士

初めて感想が付いたぞ!わーーーい!!

セリフの前後の段落は付けようか迷ってたから以前の投稿文含めて編集してみました!!

生の意見がもらえる環境ってありがたいねぇ!!!

目の前には見るからに騎士といった感じの男性。年齢は30ちょうどとかだろうか。

頭にはこれといった鎧は付けていないが首から下はしっかりとした騎士鎧。だが一番目を引くのは手にした特大剣である。

いくら騎士としても大きすぎる剣。さらに特徴的なのは刀身が極めて薄いことだ。薄く平たく長大な刃は特大剣でありながら帆のようにも見える。鍔もそれに比例して薄くなっており、また刀身と同じ幅である。


「怪我はしてますが元気です!(剣デカすぎないか)」

「......生きてるよな?」

「生きてますよ!(敵も生きてるけどこっち見てていいんですか)」

「ちょっと待ってろ、これ片付けたら助けるからな!」


微妙に会話が噛み合っていない気がする。


「そらよっと!」


騎士は滑るように四脚の喉元まで接近し、一太刀で首を落とした。

大きさの割に細い接続部の数本のシリンダーが切り上げ一本で全て切れる。

薄い箱のような頭は支えを失ったことで頭頂から地面に転げ、地面を揺らしながら辺りに土煙が舞った。


「うえぇ...あれ!?今どうなってるの!?」

「あっおはようございます、敵はいなくなりましたよ」

「え?君そんな強かったの?ってあーーーっ!?機体ボロボロになってる!?特に右手が!!」

「襲われたんで...なんていうか...すいません」

「しょうがないけど...修理屋さん行かなきゃ...およよ......」


目が覚めたと思ったらすごいショックを受けている。忙しいし元気な人だ。

話していると機体の外からゴンゴンと叩く音がする。


「ハッチは...どれだ?おっこれか?あっやべ」


騎士が適当に機体の背中をいじっていると、ばしゅう、という大きな音と共にバックパックの一部が開き、中から煙が吹き上がる。


「誰!?それ強制排熱レバーだよ大丈夫!?今開けるから待ってて!!」


ウォルプタが手元の端末を操作し、背部のハッチが開いた。

中からウォルプタが飛び出す。


「生きてますか!?元気ですか!?」

「フッ...このくらいサウナみたいなものさ。水も滴る良いオトコ...ってな☆」

なんてウザ...キザな男なんだ!

「よ、よかった~~ぁ...」

「ところでお嬢さん、なんでこんなのに乗ってるんだい?最近は物騒だし、良ければ私が付き添ってあげても」

「あっ!!!そういえばカラスくんは!?なんか怪我してるよね!?」

「え?忘れてたんですか?」

「おっ、弟子かな?うわ左腕折れてるじゃないか、添え木くらいした方がいいぞ」

「添え木......って?」

「(知らないからそのまま機体に乗せられたのか~)」

「添え木知らないのか?まぁ魔術師だもんな、そういうこともあるか。待ってなさい今いい感じの枝探してくるから」


謎の騎士はまた滑るように森の中に消えていっtうおもう帰ってきた


「早いですね」

「騎士だからな!じゃあ添え木つけてあげるからちょっとこっち来なさい」

「別に入ってもいいよ?」

「良いのか?トライの中入ったら殺されても仕方ないって聞いたんだが...まぁそう言うなら失礼する」

「(トライアーマーって何なんだ...?)」


困惑する渗手をよそに、手際よく騎士は添え木をする。ちょうど上腕くらいの長さにへし折られた頑丈そうでまっすぐな木をあてて、腰の小さなカバンからトイレットペーパーのように引き出した包帯で腕を固定する。カバンの淵にはテープカッターのようなものが付いていて、片手でも包帯を適切な長さに切れるようだ。


「わ、上手ですね。」

「騎士たるものこのくらいできないと生きていけないのさ!さて、これから病院に行くことを勧めるがこの機体はまだ動くのかね?」

「動くよぉ。右手は壊れちゃったし全体的にべこべこだけど...うぅ」

「さっき動きませんでしたよ?」

「君動かそうとしたの?()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()......あれ、そういえばなんで変なのを押しつぶしてるのこれ」

「うん?貴女が動かしたものと思っていたが違うのか?体当たりとはずいぶん大胆な戦い方とは思ったが」

「俺が適当にレバー押したら勝手に体当たりしましたよ」

「「そんなわけなくない(ないだろ)?」」

「えっ......まぁ今元気だしいいか。とりあえず病院行かせてもらえませんか?」

「いやいや良くないって、勝手に機体が動くなんてそんな」

「まぁまぁ、これから修理屋にも行かないといけないんだろう?だったらそこで聞けばいい。まずは病院さ。私も付いていくから安心だぞ?」

「お願いします。そういえばお名前は?」

「これは失礼した、そういえば名乗っていないな。私の名はヴァン・デ・ミェール!気軽にヴァンと呼んでくれて構わないぞ!」

「ヴァンさんって言うんですね。烏三渗手です。よろしくお願いします。」

「うむ、聞きなれないがいい名前だな!お嬢さんのお名前は何と言うのかな?」

「ウォルプタ・スアーウィ...私の機体なんか変なのかなぁ...?」

「美しい名前だ!では行こうか!病院へ!!」


かくして一行は町へ下る。




「ところで病院ってどこなのかなぁ?」

「ここに住んでたのに知らないんですか!?」

「...まぁ私が案内してあげよう。付いて来なさい!」


参考文献

安芸市."安芸市:骨折 応急措置".安芸市.2009/07/26.https://www.city.aki.kochi.jp/life/dtl.php?hdnKey=134,(2024/4/11)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ