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詩*あなたと*

いつか凪いだ日に

作者: a i o



いつか凪いだ日にまた会おう

きつく絡まった結び目を

テープカットのように

ふたり切り離した

あの日のさびしさにも

たどり着く場所があるのなら


いまはすれ違うだけの日々も

瞼を閉じておやすみ

嵐の最中に見出だせなかった光を

時は連れてくる

乾いた残骸を積み上げて

ふたり並べば

言いたかった山ほどの言葉も

静かな熱を帯びた沈黙となる


出会い、別れていくことの間に

移ろう心の模様を描く風の()に間に

打たれた(しるべ)

波にのまれながらもまだそこに立つ

確かに救われていたのだ




いつか凪いだ日にまた会おう

苦しいほどにひとりだった

分かち合えなかった

わかり合えなかった

そのひと欠片を携えて

それでも一緒にいることの意味を

意味などなかったと笑い飛ばして

すべての理由が君とわたしになる

いつか凪いだ日に


また会おう



















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