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東公先生 仁政を語る

東公先生若き時旅に出て、苛烈なる税を課す国を訪れしばし住まいせしことあり。


民皆疲弊せるも王絢爛華美のみを求めて日々大宴を催す。

文武百官富める商人また贅を競いて民を顧みず。

民逃散するもの多くして、逃散せざるものまた僅かなる金にて隣国と通ぜり。


やがて隣国兵を挙げ攻め入る。王諸侯兵を集めんとするも、民皆隣国に走りて集まらず。やがて戦に大いに敗れ、国滅び、王、文武百官、富める商人皆斬らる。


東公先生いわく。

王らの仁政をなすは民を思えばこそなり。

されどまた仁政は王自らを保つためなり。

これを忘れ民を忘れなば、民叛きて国滅びるは道理なりと。



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