表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/124

東公先生 晩秋を語る

時まさに晩秋にして日々寒し。

夜の来るますます早くして朝遅し。

皆人冬の時をおかずして来たるを知る。


東公先生家人に問いていわく。

冬の間もなく来らば秋終わる。

汝らよく秋を楽しめたるかと。


家人いわく。

秋の美味なるもの数多食したりと。


東公先生いわく。

美味なるもの食するは秋の楽しみの第一也。されどそれのみにあらず。

秋の虫を楽しむも興なり。山の色の移り行くを楽しむもまた興なり。

冬来る前に残らず楽しむべし。冬厳しと。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ