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東公先生 遭難を語る

街の若者数人、茸とらんとて山に入る。

夜になりても帰らず。

若者らの家人騒ぐ。

朝来たりて一人戻り、若者らの深き谷に滑落して動けざる事伝える。

家人ら慌てふためきて山に入らんとす。

東公先生街に入らんとして家人らの慌てて出でるに遭う。


東公先生事情を聞きていわく。

皆一旦戻るべし。

頑健なる若者すら滑落して道に復せぬ険に爾ら赴かんとす。慌てて行かば爾らもまた難に遭うべし。まずはその場の様を還る者より聞きて、山をよく知る街の者に助け求め、用意を整えて後に赴くべしと。


また東公先生いわく。

危急に瀕せば慌てるは人の常なり。

故に慌てたとて爾らを責めるものなからん。

されど必ず爾らに悔やむ事起こらん。

これが故に慌ててものをなすこと勿れと。


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