表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/124

東公先生 川辺を語る

東公先生川に釣りに出掛ける。

朝より釣り糸を垂れるも釣れず。


近くにおりし釣人不思議に思いて東公先生に尋ぬ。

我すでに十余匹の魚釣りたり。何故東公先生は釣れざるか。釣れなくば所を変えぬは何故かと。


東公先生これに答えていわく。

東公この川辺にて陽に当たり風に吹かれ時を過ごすを好む。

もし多くの魚の早々に釣れなば、東公川辺に永く居れぬ。

故に東公、糸に針をつけずしてこの時を楽しみたり。

やがて昼を過ぎ夕べ近づかば針つけて釣らんと。


釣り人呆れて去り早々に多くの魚釣りて帰る。

東公先生その日魚四匹を釣りたり。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ