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東公先生 光を語る
ある問答好きの旅人東公先生の元を訪れ問う。
夜に光灯さば光弱しといえども皆人見てこれを尊ぶ。
されど昼に光灯さば光強しといえども人見ずして尊ばず。
これ何故ぞと。
東公先生答えていわく。
夜は光なきが故に弱き光といえど尊ばる。
昼は光多きが故に強き光といえど尊ばれずと。
問答好きの旅人したりとしていわく。
まさに是なり。
汝かくの如き知識の人少なき地にてありてこそ、夜の弱き光が如く尊ばれ先生と呼ばわる。
汝知識の人多き都にあれば昼の弱き光の如く、ただの一人として汝を尊ぶことなしと。
東公先生答えていわく。
しかり。
東公光なき夜の光ゆえ、東公と親しむ良き虫のみならず旅の雑虫まで寄りきて我を困らすと。




