表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/124

東公先生 蜂を語る

東公先生ある時蜜蜂の巣を見つける。


蜜蜂巣に盛んに出入りす。


東公先生いわく。




蜜蜂、人を害する針を持つも、蜂を害さねば恐るべきところ無し。


人の害さるるは、蜜蜂を害したるがゆえぞと。




ある人いわく。


蜜蜂害さねば蜂蜜得ることあたわずと。




東公先生いわく。


理なり。


人、魚を喰らわんがため魚を害し、米を喰らわんがため稲を害す。


人、他を害するが故に喰らうことあたう。


もの喰らうとき害されしものあることを知るべしと。




東公先生かく言いて、厚着し面を被りて巣を落とす。


蜜、甘さを極む。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ