表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
106/124

東公先生 石を語る

東公先生人と共に道を歩きたる時石に躓く。

その石、轍の深く掘れるより現れたるが如し。


東公先生この石をよく観ていわく。

この石、幾度も何かに当たりたるが如き痕あり。

故に東公より前にこの石に躓きたる者あり。

何故先に躓く者この石を道の端に寄せざるかと。


東公先生と共に歩きたる者いわく。

東公先生の言うは尤もなれど、轍に未だ多くの石あるが見ゆる。

東公先生の石を端に寄せるとて新たな石現れんと。


東公先生いわく。

石の現れる度に端に寄せれば暫しは躓くもの現れず。

道を通る者皆心がければやがて道より石消えんと。

まず東公この石を端に寄せんと。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ